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2024年
時間:12:00〜15:00
出席者:38名
デンマークからKis先生とご家族をお迎えし、4月7日東新宿の「がんこ」においてアンセルの25周年を祝う懇親会を行いました。
コロナ以来初めての会食の機会です。25周年と共にコロナ禍を無事に乗り切った祝い、Kis先生と甥御さん達との再会の祝い、Kis先生と菊池先生の
米寿とお二人と一緒にアンセルの88歳以上の方々のご活躍を祝い、古川会長が病気を克服されたことも一緒に沢山の喜びを山盛りのお祝いに
したいたいと準備をしました。
大きな歓迎のウエルカムボードや折り鶴で作ったゲストの席札などで部屋を飾り、皆の拍手でKis先生一行に入場していただきました。
計画通りはそこまでで、会長の挨拶をと思う間にKis先生は席につかず、まずプレゼントをありがとうと話し始めます。クリーム色のTシャツの上に黄色い縁取りの白地に
色とりどりの横縞の丈の短いカーディガンを着て、「この服を昨日横浜のアディダスでアンセルからのプレゼントとして買って貰った!」と嬉しそうに
披露。それはビックリするほど最新のスタイルで、みんなも嬉しくなってしまう程によくお似合いでした。続いて宮坂さんが、
「アンセルの生みの親と言うべきキス先生を迎えて25周年を祝う喜びを込めて」と高らかに「スコール」と乾杯の音頭をとって下さいました。
その力強さに益々嬉しい空気が盛り上がります。
お食事を楽しみながら、甥のTroels(ツゴルス)(体調を崩され残念ながら欠席)の奥様のJette(イエッタ)、もう一人の甥のHenrik(ヘンリック)をご紹介、
後先になりましたが会長からは25年を感謝してのご挨拶があり、Kis先生の米寿のお祝いには参加者の名前を寄せ書きしたカードを差し上げました。
菊池先生には会長から赤い薔薇の花束をお贈りし、ガンコの店が準備していてくれた「ちゃんちゃんこ」を着たKis先生と菊池先生を囲んで米寿の
小原さん、秋山さん、畠山さん、95歳の山之内さんと宮坂さんも一緒に皆からのお祝いの拍手を受けていただきました。
続いて古川会長にも花束贈呈。古川先生から山之内さんと宮坂さんには内田正泰はり絵画文集が贈られました。そしてKis先生のスピーチへと進みます。
Kis先生は「体操はコミュニケーションが大切」といつも言っておられましたが、アンセルにはそれがあると言ってくださり、
「高齢になっていくと用心深くなるがドアの内側で外を窺うのでなく、用心しながら外に出よう。自分にもデンマークでテレビ体操の依頼があるけれど、
今自分は日本にいるから帰ってから相談しようと言っている」とまだまだ新しいことに取り組む姿勢を示されました。
参加者の中からも何人かの方にお話しいただきました。羽仁先生や堀内さんご健在のアンセル発足当時を語られ、25年後の今日が発足それ以前の
日々からの継続であることを思い起こさせてくださる言葉、ツアーに参加しての喜び、アンセルの活動と共に健康な日々があったと言うこと、
そして今後にもまだ何かができそうな気がする、等々それぞれ嬉しい貴重な感想をいただくことが出来ました。皆さんの想いが集まって、
係の計画を遥かに超える大きな幸せをKis先生はじめ参加の皆さんと分かち合えた様に思います。
(渡邉恭子 一之瀬留美子)
成田空港13:05 定時通り一行が到着。古川が出迎えました。一行はKis、Kisの甥夫婦のTroelsとJette、Troelsの弟のHenrikです。 リムジンバスで新横浜へ。新横浜プリンスホテルでは、地元の山田さんが出迎えてくださいました。
滝頭の教室(Kis)三渓園 横浜みなとみらい地区の散策(ファミリー)
ぶらりチケットを使って、Kisは滝頭の古川のクラスへ。クラスにはデンマークに行ったメンバーが薦田さん、山田さん、小澤さん、
平沼さんと4人おり、懐かしい顔ぶれでいつもの古川の体操を見学しました。Kisは写真を撮ったり、お疲れからか居眠りをしたり。
体操の後はひどい雨のため三溪園は諦め、この日しか会えない古川次男と待ち合わせの元町のスターバックスへ向かいました。
ファミリーの3人は清水さんと予定通り三溪園へ行きました。現地の英語ボランティアガイドさんのおかげでゆっくり散策できた様です。
スターバックスで合流して昼食。Troelsの希望で大桟橋へ、そして横浜公園のチューリッリプの花や新しくなった文体を見ながら歩き、
体操フェスティバルを開催している横浜武道館を3階観客席から見学させてもらいました。
Kisは古川と広尾の教室へ。1997年にKisの講習を受けたことがある人が2名いて親しみを持って迎えてくれました。ここでも座ると
居眠りしているKis。時差もあるし、休んでもらえて良かったです。その後、菊池先生の指導を最初から見学させて欲しいというKisの
希望で昼食抜きで茗荷谷へ移動しました。終了後記念写真も撮っていただきました。菊池先生ご夫妻とアンセルメンバー2名と一緒に
コーヒータイム、ゆっくりお話出来ました。
ファミリーは秋月さん・一之瀬さんと新豊洲へ。この日も朝、山田さんが、ホームまで案内してくれました。
Team Labo体験(新豊洲)・皇居・渋谷など、都内観光をしました。良い一日だったようです。
電車の遅延で清瀬には1時間の遅れで到着しました。清瀬には古川の実家(現在明石宅)があり、1978年にKisが6ヶ月滞在した思い出の
場所、古川の姉一家と再会し、姉の次男夫婦は筑波から2人の子供を連れてKisに会いに来てくれました。Kisは彼らの結婚式に出席していた
のでとても喜び、子供達も直ぐに打ち解け、頬を寄せ合っていました。姉と姪の家庭的な手料理をいただき、Kisは姉の車に乗り、
懐かしい清瀬の町を少し回って自由学園へ。学園を散策した後は渡邊家を訪問しました。
15時まで自由に過ごしました。桜が綺麗な日産スタジアム周辺を歩いたようで、横浜駅で会った時に若いファミリーはすでに16,000歩
くらい歩き、Kisは先に帰ってホテルで休んだ様子でした。横浜でショッピング、Kisはアンセルからの贈り物にするスポーツウエアを見に
あちこち歩き、結局最初に見つけたアディダスの洋服を気に入り、購入しました。
18時から古川家の皆と夕食。途中Troelsが体調を崩し心配しましたが、横になって休み一緒に帰ることができました。次男も何とか都合をつけて駆けつけ、
最後に一緒に写真を撮れました。
ホテルへ迎えに行き一緒に東新宿「がんこ」へ 懐かしいメンバーと再会、懇親会を楽しみました。
あいにくTroelsは大事を取って欠席。ぐっすり寝たら元気になりました。Kisも疲れていたのでメンバーと別れそのままホテルへ直行しました。
山田さんと清水さんがホテルへ迎えに行ってくださり、西スポーツセンターでKisの指導を受けました。
YEKの練習日でしたがKisを招き、アンセルメンバーや知人などに声をかけて総勢40名でKisの椅子の体操を体験しました。相変わらずのエネルギーに溢れた
テンポの速い動きでした。年をとっても反射的に動くことが出来るように早く動く訓練を、また足の片方だけ靴下を履いて動いてみて、両足の感覚の違いを
感じてみたり。間に説明を入れながら、あっという間に時間が過ぎ、集合写真を撮って散会しました。少人数のメンバーとの昼食後、15時に青山敏彦先生
(*参照)が会いに来てくださり、お茶をいただきながら現在のデンマークの体操事情などを話しました。Kisは疲れも見せずに体操の専門家とのお話
で熱心に答えていました。
ファミリーは自分たちで新宿御苑など都内を散策しました。夕方ホテルで会った時はくつろいでビールを飲んでいてKisも合流しました。
*青山敏彦先生:NPO法人全国ラジオ体操連盟理事長。日本体育大学体育学部卒業後デンマーク・オレロップ体操高等学校へ留学。28年間NHKテレビ・ラジオ体操指導者を務める。
生憎の土砂降りの風雨の中、山田さんのお見送りを受け、荷物をすべて持って新幹線で仙台に向かいました。仙台駅に到着、地下鉄で荒井駅にある三陸沖地震の
メモリアル交流館へ、写真や英語のパンフレットを見ました。実際に被災したボランティアガイドのご婦人の「自分が生きていて良いのかと思うこともあったが、
命があればどうにかなります」という言葉は、重く深く心に響きました。
夕方電車で30分、松島に移動しました。お宿での夕食はお箸で完食。日本酒も楽しみ、地元の食材をふんだんに使った献立で、デンマークにない食材はスマホの
写真を見せながらだったので、デザートまで3時間もかかりました。温泉に入った後は楽しみにしていた浴衣を着て記念撮影をしました。
遊覧船のグリーン席に乗り、松島のいろいろな島を見て回りました。五大堂は工事のために行かれませんでしたが瑞巌寺をじっくり見てから橋で渡れる島へ。
ファミリーは一番長い福浦橋≠渡って散策、Kisと私はホテルに戻り休憩です。夕方の電車で仙台に戻りました。
1時間に2本しかない電車に乗って、船岡駅から白石川沿いにある大河原の一目千本桜を見に行きました。見事な桜と蔵王を見ながら3.5qを歩く予定で出発です。
途中、船岡城址へ行く道で、上の方にある観音像まで行ってから追いかけるというファミリーと別れ、Kisと私は大河原駅を目指しました。写真など撮りながらKis
のペースでのんびり歩いて大河原の駅に着き、電車の時間を見ると次の電車では新幹線に間に合わない事がわかりました。自由席の利用を覚悟で電車を待っている
と、別れたはずのファミリーがホームにいてびっくり!!仙台駅に着くと古川はKisが買いたいと言っていた洗面具用バッグを走って買いに行き、ファミリーは
Kisを連れて昼食のパンを買い、ホテルに預けていた荷物を取って無事に予定通りの新幹線に乗ることができました。東京駅大丸ではKisは海苔を、ファミリーは
お土産を買いたい、そして最後に簡単な夕食にお寿司をつまみたい、と次々出てくる要望に、Kisから「Yukiは座るとスマホを見ている」と言われるくらい、
検索でスマホにかじりつきっぱなしの古川でした。
成田発23:05の飛行機まで見送るつもりでしたが、バスに乗せてもらえば自分たちで行けるというので、東京駅でバスに乗せたところで、再会を約束して別れました。
5年ぶりの再会でデンマーク語も心配でしたが、会えばまるで昨日別れたかのよう、10日間はあっという間でした。今回も多くの方々に助けていただき感謝に
堪えません。彼らもとても喜んで、次はあなたたちがデンマークに来るように、と種を蒔いて帰っていきました。Kisの来日は当初はこれが最後と言っていたけれど
、最後とは思えないと感じています。
(古川幸子)
参加者:8日37名 9日29名
(会員25名 会員外12名 宿泊29名)
今年は古川会長のご紹介で、モニカベックマンのジャズ体操を通じて菊池先生ともお親しい有賀光砂先生を講師にお迎えしました。
梅雨入り前の夏空のもと、昨年に引き続きお馴染みのヌエック体育館にて10時15分よりスタート。午前は渡邊さんの指導で有賀先生の講習に
備えてのウオーミングアップとお手玉のプログラムの復習をしました。会員外の参加者にも、初めてのお手玉を使った練習に熱心に取り組んで
頂きました。
午後は1時より。有賀先生の講習がはじまるにあたり、先生は「自分は器械体操を長くやり、父の影響で社交ダンスも習い指導の資格を取りました。
モニカベックマンのジャズ体操に出会ってその魅力に惹かれて長く学んで来たけれど、私はありさでモニカにはなれないので、今日は自分の中にある
色々を皆さんに楽しんで頂きたい」と話されました。
講習が始まると、その言葉通りテンポ良い基本のステップを踏んだ後はゆっくりのステップにターンや方向転換など、様々な要素を織り交ぜた一連の
動きを全員で同じ方向で動いたり、半分ずつ向かい合って反対側に動いたり。単純なものの組み合わせを色々変化させて皆の気持ちを惹きつけて離さず、
楽しませてくださいます。次には用意してきてくださったリボンを赤いのは女の子役で髪に付け、緑は男役。これも本当にシンプルなステップでしたが
ルンバのリズムで2人組み、男役は最初に左足を踏み出し、それに合わせて女役は右足を引く。そこを間違えると先生は目ざとく見つけてポンポンと
ダメ出しをなさるので皆楽しい中にも緊張感があり、慣れてくればそれぞれが個性的な身のこなしでダンスパーティさながら。体操とは違う「踊る」
楽しさを味わいました。
クールダウンにはミツバテクニックを用いた股関節から爪先までを緩やかに動かしてリラックス。これはこれから生活に大いに取り入れていける
ことだと思います。「私は上州の出だから」と言われる先生の温かく豪快なお人柄に皆笑顔の絶えない午後でした。
終わって菊池先生はアンセルを代表して皆の動きにすぐさま反応しながらの有賀先生の指導力を讃えてお礼を言って下さり、古川千春さんに
記念写真を撮っていただいて1日目の講習は終了。宿泊係の松本さんの行き届いたお世話で鍵や食券を受け取って散会しました。
2日目は午前9時30分〜11時30分、午後は1時〜3時。お手玉のプログラムの後半を最後のポーズまで古川先生にみっちりとご指導いただきました。
最後に古川会長のデンマークツアーも視野に入れた今後についてのお話もあり、秋の発表に向かって励んで行く大きな一歩が踏み出せた一日でした。
6月に入ってからの合宿は雨や高温が心配されましたが、皆さん元気に無事終了できましたのは何よりありがたく、ご協力に感謝申し上げます。
(渡邉恭子 並木泰江)
参加者:100名 (含 観客 6名)
前日の蒸し暑さにうって変わって、気持ちのよい秋晴れに恵まれ、第48回アンセル交歓会が開催されました。
午前中は9時からアンセルの練習が始まり、各チーム15分ずつの場当たり練習を行いました。
13時から渡邉副会長の、顔なじみの仲間が集えたこと、若いグループの初参加を歓迎する開会の辞ではじまりました。
また、羽仁先生が1950年代にデンマークへ留学、菊池先生は1960年代、古川先生と渡邉さんが1970年代、
大塚さんが1990年代、そして初参加の市川さんグループのメンバーは2010年代にデンマークで学んでいると話され、
デンマークとの縁の深さを感じました。開会の辞につづき、渡邉副会長にウオーミングアップをしていただき体をほぐしました。
発表の前半は4チームで、こぶし・ゆり・アンダンテ合同チーム、YEK・サンスポーツ合同チーム、クローバー、アカシア・MGCが
各チームのカラーによる音楽と動きを発表し、盛んな拍手がおくられました。
前半の発表後、マック体操クラブの向井先生のお時間の関係で、予定を変更して集合写真撮影を行いました。引き続き、
古川先生の「みんなで体操」では、家の掃除の動きを取り入れた体操など日ごろ一緒に体操をすることのない方々と
グループになり動いたのは楽しい経験でした。観客の平川さん一家も島野さん母子も楽しそうに参加されていました。
その後は、飴やチョコレートのおやつを配り、短い休憩となりました。
後半の発表は、コンパス、楽しいデンマーク体操、Forelsket Gymnastics Studio(フォレルスケット ジムナスティックス スタジオ)、
アンセルの4チーム。こちらも各チームに盛んな拍手が送られましたが、何と言っても、初参加の若い女性グループ「フォレルスケット
ジムナスティックス スタジオ」の若さとダイナミックな動きに大拍手でした。
発表が終わり、古川先生のクールダウンの後の菊池先生の講評では、各チームがそれぞれの音楽に合わせた動きをして良かった、いつも
笑顔で動くようにと言っていたが、今回は満面の笑みとはいかないが多くの人が笑顔で発表していたのがとても良かったとのことでした。
お忙しいところ時間を作って見に来てくださった向井先生からは「みんなが続けて集まって楽しそうに体操をしていて良かった」と14時過ぎに
お帰りの際のお言葉でした。
今回初参加の市川さんグループは、体育大学やデンマークで体操を学んだメンバーで今年結成され、広い体育館での発表は初めてのことで、
高齢者のチームが集まって発表している姿に大きな刺激をもらったので、自分たちも頑張っていきたいという感想をいただきました。
国立女性教育会館(ヌエック)の存続運動をしている島野さんが、その趣旨として、ヌエックという場所が人の交流にいかに大事な場所であるかを説明し、
運動への理解と協力をお願いされ署名を集められました。
古川先生が、体操を続けることの大切さを述べ閉会の辞となりました。
参加者全員の協力により、会場作りから終了までとどこおりなく行われ、予定通りの閉会となりました。
音響係の泉さん、仁木さん、松本さん、大塚さん、タイムキーパーの島村さん、司会の秋月さんと渡邉さん、動画・写真撮影の古川千春さん、
会場設営・後片付けの渡邉さん、山田さん、小澤さん、アンセルの皆さん、そして交歓会に参加、協力してくださった全ての皆さまに心よりの
感謝とお礼を申し上げます。
(清水美千子 高来千代)