アンセルはデンマーク体操を愛好するグループです。

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2025年

「2024年度 通常総会」
於:目黒区中央体育館 第2格技室

コロナも5類移行となり、2019年度から続いた「書面総会」を対面式の総会に戻すことになり、2月の通常練習日の 体操前の9時30分からとしました。事前に司会を渡邉さん、議長を長島さん、記録を庶務の島村さんに役員会で決めました。
総会員数35名のうち出席が24名、委任状が8通で、過半数を満たし、総会の成立を庶務 の山田さんが報告、総会が開始 されました。

議案
  2024年度事業報告・ 2024年度収支決算と監査報告
  2025年度事業計画(案)・2025年度 収支予算(案)
  新役員・入退会者・その他 デンマークツアーについて

開会の辞 古川会長
  役員の負担を鑑みて、よりよい会の運営のために今年度は総会の簡素化に取り組んでみました。また今まで書面だったものが 対面式となり本日のやり方に関して、皆様のご意見を頂きたいと思います。 体操・会の運営共にみんなの助け合いの気持ちで 臨める様、引き続きよろしくお願いいたします。
今回は時間短縮のため個々の議案の読み上げはせず、詳しく知りたい方はホームページを見てもらう 事としました。

2024年度事業報告(山田)
  通常練習12回、公式行事5件の年間実施記録を総括しました。

*懇親会(一之瀬)
  参加者は会員24名、会員外関係者10名、Kis先生ご一家4名でした。 一般会計から会員に補助、特別会計から先生ご一家に 補助を出してもらいました。

*春合宿 (並木)
  外部講師に有賀先生をお迎えし、楽しく笑いのある体操となりました。

*交歓会 (清水)
  若い女性のチームの参加で、新しい風が入ってきました。怪我人もなく皆様のご協 力でスムーズに進行できたことを感謝いたします。

*広報 (宮坂 並木 島村)
  ・ホームページ(宮坂)
  2024年度は行事が多くあり、ホームページも賑やかになりました。年末にパソコンの メ ンテナンスが入ったために、その費用を2025年度に計上しました。
  ・アンセル通信(並木)
  すべての行事にアンセル通信を発行することができました。原稿のご協力、ありがとうございました。

*体操フェスティバルヨコハマ(古川)
  23名の参加でした、ありがとうございました。

*会計 (秋月)
  収入に繰入金として10万円計上しましたが雑収入があり使わずに済んで黒字になりました。 決算の中で福利厚生費が多いのは、懇親会の補助のためです。61.804 円の黒字、 繰越金が増えました。

*会計監査 (小澤)
  1月20日、会長・会計担当立会いの下、一般会計 特別会計 、領収書・帳簿・現金・預金が間違いなく 適正に処理されたこと、相違ないと認めます。会計お二人のご尽力に感謝いたします。

2025 年度 事業計画案(島村)
  通常練習・公式行事は御覧のように決まっています。これ以降の練習会などについては決まり次第ホームページなどで お知らせします。3/31をもってNWECの宿泊棟が閉鎖となるため、合宿・交歓会については日帰りで出来るものを役員会で 検討しています。

2025 年度予算案 (千葉)
  ツアーが終わると会員が減ってまた収入が減少するので、例年と同じような予算を立てました。福利厚生費は特別な行事も ないので前年より減らしました。

新役員・役員人事(渡邉)
  合宿・交歓会係以外 続投となります。

ここまですべての議案が挙手で承認され、議長が解任されました。

入会者・退会者報告(島村)
  入会者 なし 退会者 山之内咲子
  会員 27 名 維持会員 7名 合計 34 名
  ツアー会員 14名

その他・デンマークツアーについて(古川)
  8年ぶりのデンマーク訪問、25名の参加です。アンセル会員は 1/3 程、体操に参加するツアー会員も オープンクラスで練習しています。発表はヴィボーとオレロップの2回の予定です。 私たちもですが Kis も 高齢となり以前のように全てに関与出来なくなっているので、加地さんやオレロップに長年いらした中村秀峰さんに 助けてもらっています。全容はホームページにあるので見ていただき、アンセルの思いを一つに、皆様のご意見を 頂きたいと思います。

閉会の辞 (名誉会長 菊池昭一郎先生・代読 渡邉)
   本日の総会に出席できなくて申し訳ありません。 リーダーの古川さんをはじめ参加 メンバーは中・高齢者が ほとんどになってきましたが、皆さん元気で毎回の体操を楽しんでいらっしゃるのは何よりです。 最近、 若い青年が新しく参加してくれていることを嬉しく思いますが、もう少し新しいメンバーが増えるとよいと思っています。 アンセル通信は A4 の紙にびっしり手書きで文章を書き、それに可愛いイラストまで描いてくださっていて、 素晴らしいことで す。毎回楽しく読ませていただいています。ありがとうございます。 今年は 6 月に デンマークツアーが予定されています。デンマークの人との交流をはじめ、観光等リーダーを中心に会が成功裏に 終わることを祈っています。 どうぞ皆さんこれからも、お互いに励ましあいながら、古川さん指導のアンセルの 体操を楽しく続けて行きましょう。

 
「デンマークツアー」

往路は駐cからヘルシンキを経由してコペンハーゲンでデンマークに入国し1泊して市内観光。スベンボーに移動して3泊。 オレロップ体操学校にて基本体操・お手玉の発表。ボーディル家でのワークショップ参加、キス先生の甥夫妻宅を訪問。 オーデンセへ移動しアンデルセンの生地を観光し1泊。1週間組はコペン・ヘルシンキ経由駐c帰国の途へ。全日程組はヴィボーに移動し3泊。 からだと文化のチームとの交流体操会に参加し発表、ヴィボー体操学校での発表、市内観光等。ユトランド半島最北端のスケーエンに移動し観光。 最後の宿泊はオルボー。復路はコペンハーゲン→ヘルシンキ経由→成田。
参加者:23名 (1週間組 6名 ・ 全日程組 15名 ・ 遅れて帰国2名)

日程等詳細 (ホテル⇒オレロップ往復以外のバスはチャーターバス利用)

6月12日(コペンハーゲン)
コペンハーゲンからさあ出発 ・朝8:05コペンハーゲン着、バスでクロンボー城とルイジアナ美術館を観光。
・15:30 ホテル到着後、元気に運河クルーズ船に乗ったりチボリ公園でパントマイムを見たりする人。ゆっくり部屋食を楽しむ人など自由に過ごす。

6月13日(コペンハーゲン→スベンボー)
・午前中日本人の通訳さんにガイドをしてもらいコペンハーゲンの市内観光。アンデルセンが住んでいた家、ロイヤルバレエの振付家ブルノンビルの 住んでいた家、オペラハウスの裏手などを案内してもらう。
・午後バスでスベンボーへ移動、途中ボーホルム(Broholmen)城でケーキとお茶の休憩をとる。
・18:00 ホテル着。 古いホテルで部屋が3カ所の建物に分かれた上に一部屋は4階まで階段で移動。Wi−Fiが通じないため古川が連絡に走り回る。

6月14日(スベンボー・オレロップ)
・午前中は自由時間、街の市場で夕飯の部屋食用に野菜や魚の燻製など購入。
・午後バスに乗ってオレロップ体操学校へ。その日開催されていた同窓会で、エリートチームと学生の発表を見てからコーヒーとお菓子をいただき、 バスでホテルへ帰る。

6月15日(体操体験)
プールで初体験 ・午前中バスで古川の友人ボーディル家が運営しているギムナスティックフーセット(Gymnastikhuset)へ。2グループに分かれてワークショップに参加。
*小さな温水プール:(34℃、塩分など厳選した薬品で身体に良い水)に入り、シルクドソレイユメンバーだった長男ガスムスによる、アイスランド発祥の 水中理学療法に基づく筋トレやリラクゼーションを体験。
*体育室:ボーディルの指導でバランスボールを使った筋トレなど体験。
・昼食をいただき、バスで造形作家・モースホルムの展示場へ。そこでキス先生と甥夫婦ツゴルスとイエッテ、姪一家が迎えてくれた。モースホルムは オレロップ体操学校出身で、ブロンズ像などが広い庭と室内に展示されていた。作品は以前利用したコペンハーゲンのDGIホテルにも置かれていた。  ・雨が降り出す中、バスで甥夫婦の家へ。
・渡邉さんの娘さん一家(由理さんは体調不良で不参加)ボーディル夫妻と2人のお孫さんも招かれ、歓迎のケーキとお茶をいただく。 家の中を自由に見せてもらったり霧雨の中、家の周りの散策をしたりした後、サーモンのオーブン焼き、フレッシュサラダ、季節のフルーツをふんだんに あしらったサラダ、食べきれないほどのイチゴのケーキなどの夕食をいただいた。楽しいひとときを過ごしバスでホテルに帰る。

6月16日(オレロップ→オーデンセ)
基本体操の発表 ・ホテルをチェックアウト、トランクをバスに積み再びオレロップ体操学校へ。
・午前中:学校見学の後ウォーミングアップをして学生たちの前で基本体操とお手玉の作品を発表、割れんばかりの拍手喝采をもらう。
・学生たちと同じランチを外のベンチでいただく。
・午後はバスでオーデンセへ、荷物をホテルの部屋において集合
・渡邊さんのお嬢さんの知り合いの日本人ガイドさんの案内で、アンデルセンの生家、堅信礼を受けた聖クヌード教会、アンデルセン公園など、 アンデルセンの足跡を辿る。

6月17日(一週間組帰国、オーデンセ→ヴィボー)
・1週間組6名:オーデンセから電車で空港へ。ヨーロッパ航空会社のストライキが心配されたが、無事に往路と同じフィンエアーで帰国。
・全日程組17名:午前中は街で自由にショッピングを楽しみ、午後はバスで歴史的建造物コリングフース(Kolinghus)に立ち寄る。古いままと 新しくされた建物が融合している王家の家と展示物を見て、貴族のドレスも着せてもらい写真撮影もする。古川友人のアンナ宅(Give)で ランチの予定だったが、お母さんの体調不良でキャンセルになった。ヴィボーへ
・ヴィボーのホテルではキス先生とエリザベット、ヨナの出迎えを受ける。

6月18日(ヴィボー)
お手玉の発表 ・午前中:キス先生と「からだと文化」連盟の方たちの車のお迎えで、2017年にシニアフェスティバルに参加した交流会会場の公園へ。芝生の広場で連盟の 人や旧知のデンマーク人たちと交流会。古川がストレッチやスウィングなどでウォーミングアップ、デンマーク側からはシッサ先生が指導して下さり 、一緒に楽しく体操をした。その後、基本体操とお手玉の作品を発表した。用意して下さったサンドイッチをいただき、こちらからも返礼のプレゼントを 渡す。
・午後ホテルで休憩後、15:00バスで近郊のダラロップバーカー(氷河がここまで来たということが分かる高台)から景色を眺望し、ミンデ公園 (ヒースの生息した広い公園)を見学。貧しかったこの地方で、開拓者はジャガイモを育てて生計を立てたという地だそうだ。
  夕食は近くのKro(旅籠)でデンマーク特有のお料理ダンスク・ビュッフとジャガイモを沢山いただく。

6月19日(ヴィボー学校)
・午前中ヴィボーの街をエリザベット、ヨナさんに案内してもらう。
学校でお手玉の発表 ・午後は学校内見学の後、キス先生の提案で学生にアンセルの発表を見てもらい拍手喝采だった。する と学生達からも見てほしいと言われ、 彼らが練習している体操も見せてくれた。その後、外でキス先生開発のペダルがなくハンドブレーキ付きの自転車を試乗。
夕食は私たちのために用意してくれた、クリスマスやお客様料理であるローストポークなどいただく。
エリザベット(車のキーが見つからずひと騒動)、ヨナ、ヤーン(このために自宅から1時間かけて来てくれた)の車に分乗、数人の希望者は徒歩で ホテルまで帰る。

6月20日(ユトランド半島最北端 スケーエン →オルボー)
「砂に埋もれた教会 窓から ・チェックアウト後バスでユトランド半島最北端へ。運転手さんの提案で途中、「砂に埋もれた教会」に立ち寄った。2013年 に訪問した時は外から窓 の中をのぞく事しかできなかったが、今回は中に入り一番上の塔まで上る事ができた。
・その後、トレーラーに乗って最北端の海岸へ。街でそれぞれランチの後、近代的に建て替わった美術館などを見学。夕方、バスでオルボーのホテルへ。

6月21日(オルボー)
・リッタとヤーンが来てくれて、シドニーのオペラハウスを設計した有名な設計家のウツソン(Utzon)センターへタクシーで移動。彼が2008年に 亡くなる直前に完成した、最後の集大成の建物だそうだ。
その後、発電所だったDGI(デンマーク体育協会)の古い建物の展望室へ、
ミュージックハウスに行きホール内の見学(スマートな音響版と座席の下に埋め込まれた空調設備)等で過ごす。
・渡邊さんと西川さんはここで別れてお嬢さんの住むオーデンセへバスで移動、他の人はヤーンの車・タクシー・電車組に分かれてホテルに帰る。電車組に 関しては、土曜は本数の少ない電車が運よく来たので走って飛び乗り、ホテル直ぐ近くの駅で下車。ラッキーだった。 

6月22日-23日(帰国)
・ホテルから歩いて3分の空港へ、朝4:00に集合。手荷物のチェクイン機器のトラブルがあり、空港の担当者に「忍耐強く待ってくれて、ありがとう」と 感謝されるほど長時間待たされた。 またまた自宅から1時間かけて来てくれたリッタとヤーンは、最後まで一緒に待って見送ってくれた。
・コペンハーゲンで再度チェックイン、フィンランドでトランジット、それぞれゲート前集合で無事に帰国。 山田篤子さんの受託手荷物は ロストバゲージで2日後に送られてきた。
1週間組6名、全日程組15名、全員無事に帰国しました。

                                       

(古川 幸子 記)

【ツアー参加者 23名】
(全日程組) 一之瀬留美子 大田創 岡田茂 岡田裕美 勝本典子 來千代 來信雄 関光代 長島広美 西川博久 古川千春 古川幸子 松尾由恵 山下久人  山田篤子 山田裕子 渡邉恭子
(1週間組)石塚久子 木村邦子 齋藤みゆき 砂田真弓 古澤言太 村上南海江

【ツアー準備委員】
秋月とし子 一之瀬留美子 小澤英子 加治泰子 來千代 島村しのぶ 清水美千子 千葉照子 中村秀峰 並木泰江 西村はるみ 古川千春 古川幸子 松本薫子 宮坂勝郎 山田裕子 渡邉恭子

 

【現地サポーター】
キス先生 ツゴルス・イエッタ夫妻 ヴィンスルー美智子 ボーディル・アナス夫妻 大加瀬恭子 ヨナ エリザベット リッタ・ヤーン ウッファ(オレロップ体操学校前校長) 由理・クリスチャン夫妻   

「講習会」
於:リフレッシュ氷川 集会室 
時間:9:30〜12:00
参加者数:30名(会員24名 会員外6名)

昨年までの宿泊合宿に変えて、半日の講習会を松崎妙子先生を講師にお迎えして行いました。松崎先生は2022年の高尾での合宿の時にお招きした先生です。
集会室と会場の大きさも考慮され、まずは壇上で動きが良く見えるように説明され、音楽を使った準備体操と号令による体操、会場をぶつからないように歩くなど、 私たちがすぐに理解して動いていることを、普段の体操と古川先生の指導の賜物、とほめても下さいました。
  軽快なリズムに乗って 先生が影響を受けたというモニカ・ベックマンの4つのステップによる動きを練習し、二人組で動いた後、 そのバリエーションとして方向を変えたり、半分に分けて向かい合わせになったりと楽しく動けました。
  少しお遊びの1からコールしていく「セブン!」。高尾でもやったものも進化させ、7から逆に数えて 犬のポーズで「ワン」。先生の遊び心に私たちも真剣に大きな声で応え、笑顔があふれました。
  最後のクールダウンで、先生が心地良いと関心を深めているミツヴァテクニックの身体を緩める動きを繰り返しました。 寝ころんだ背中や全身が、動きを繰り返すうちに床に沈み込むように力が抜けていきます。

モニカ・ベックマンを日本に紹介した菊池先生もご自身の体操着を持参すれば良かったと 講評をしてくださり、みんなで記念写真を撮って充実した講習会を終わりました。
  また呼んでね、と松崎先生も喜んでくださった講習会になりました。講師依頼をしてくださった古川先生、 会場手配をしてくださった村上さんはじめ皆様の協力で無事終えられましたことに感謝いたします。

(講習会係 清水美千子 並木泰江)

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