過去の活動報告
2010年
出席者 41名
通常総会を終え、15時30分より昨年と同じD棟最上階のレストラン さくらを借り切って新年懇親会が、係の御小柴さん、杉浦さん、吉田さんのお世話で開かれ
ました。
吉田さんの司会で、総会に続いて堀内会長からは「健康がすべてではないが、健康でないとすべてがない。アンセルを休まないで今年も元気にやりましょう。
脳を活性化することが大切」とのご挨拶。羽仁名誉会長からは「皆さんの元気におされて、私は崖っぷちに立って今にも落ちそうですが・・・・」といって笑わせ
ながら「今年も元気で楽しくやりましょう。歯をくいしばらないで、楽しさが伝わるようにアンセルは良い香りを出してください。」とご挨拶。菊池先生のご発声は
「カンパイ」ではなく「スコール」でデンマークにいるような気分で宴が始まりました。
滞在ビザが一年延長になったリッタ先生も流暢になった日本語でスピーチ。
「今年もアンセルの会でピアノが弾けるのを楽しみにしています」とニコニコ。やや狭い会場ですがそれがかえって会員相互の交流がはかられ、和、洋、中華の盛り
沢山の料理と赤白ワイン、ビール、日本酒をいっぱい頂いて一同大満足で歓談できました。宴たけなわの頃、眺望の良い西の空には富士山?に沈もうとする夕日が
美しく輝いていました。
(リッタさんのブログに写真が載っていますのでご覧下さい。
リッタのブログへ)
日も暮れておなか一杯になったころ、係が用意してくれた歌詞プリントで「早春賦」と「手のひらを太陽に」を大合唱して大いに盛り上がりました。
予定の17時30分を大幅に超過していましたが、しっかりデザート、コーヒーも頂いてお開きを惜しみながらの散会となりました。丸秘情報では今年は早めに予約を
したために特別サービスがあったようです。係りの皆様に心から感謝申し上げます。
出席者 46 名
梅雨のまっただ中に開催された「講習会・交歓会」でしたが、雨は日中は殆ど降らず、ただ蒸し暑さだけは相当なものでした。
堀内会長の元気なお話と号令の体操のあと、古川先生の準備体操を終わり、アンセルの交歓会発表プログラム「基本体操・自由自在」の練習となりました。
このプログラムはほぼ2年にわたり練習してきましたが、今回の羽仁先生のご指導は基本に立ち返り細かくかつ厳しいものがありました。
午後の部では最初に幹さんが「盆踊り」3曲をご指導されました。皆さん大変リラックスした気分で踊り、デンマークで踊ったことを思い出した人も多かった
ようです。
続いて菊池先生による講習は「二人組み体操」でした。この体操もデンマークの基本体操だそうですが組んだ二人が呼吸をあわせる必要性を学びました。
最後は古川先生の発表プログラム「お手玉」の練習です。昨年のデンマークツアーでのプログラムから、二人組み以降、後半の小グループで行うところが
バージョンアップされましたので、その部分を繰り返し練習しました。
沢山汗をかいた後、みんなで食べた夕食はまた格別でした。
出席者 110 名
梅雨空の中を大勢の体操の仲間が集まりました。今年も遠くは九州からも集いました。
堀内会長は開会のご挨拶の中で、この交歓会も1974年以来通算すると今年が37回目になったこと、今年も大勢の皆さんが元気で参加されたことに
感謝の意を表され、引き続き交流の輪が広がることを希望されました。
今年は9チームの発表が第1部、第2部に分かれて行われました。
3番目目に発表した「コスモス」の「新座体操」は伊藤先生が「新座市歌」に振付けた体操で、チームの発表の後、参加者全員が伊藤先生のご指導の下、
一緒にこの体操をしました。
アンセルは第1部最後の4番目に「お手玉」「基本体操・自由自在」の順に発表しました。昨日の総仕上げの練習の甲斐もあり、満足できる発表が出来たと
思います。
第2部の前に、菊池先生のご指導で「みんなで動こうフォークダンス」が30分ありました。デンマークの子供たちの踊る2つのフォークダンスでしたが、
楽しいながらも大汗をかきました。
第2部は5チームが発表しました。初参加の「文京体操グループ」は菊池先生のご指導で、ボールを使った体操を発表し、珍しさもあり注目されました。
発表を終わり、「みんなで体操」を堀内会長、古川先生のご指導により全員で行い、アッと言う間に時間が進みました。
最後に伊藤先生から、交歓会参加のお礼と、講評として、各チームがそれぞれに練習の成果を発揮したこと、それぞれの体操の音楽の選曲が大変良かったことなどを、
褒めて頂きました。
閉会のご挨拶で羽仁先生は「皆さんのすごい馬力に感心した。更に一年精進して、来年も元気に集まろう」と結ばれました。
ご指導頂いた先生方、お世話を頂いた係の方々に心から感謝し、解散となりました。
出席者 34 名
四年に亘り日本に滞在し、体操のピアノ伴奏やデンマークの歌の指導でアンセルの活動を盛り上げてくれたリッタ(Rita Rasmussen)が
帰国することになり、7月4日、アンセルのメンバーが集いお別れの会を催しました。
4年の間にすっかり東京に詳しくなって、地下鉄の路線を教えて
くれるほどの彼女も、まだ下りたことがないという汐留駅、日テレの仕掛け時計の前に集合まずは東京の今を象徴する新しいビルの群と、現代日本人に
愛される宮崎駿の少しレトロな雰囲気の仕掛け時計のパフォーマンスを堪能し、浜離宮へ。こちらでは300年の歴史を味わいつつ散策。庭園内の船着き場から
水上バスで浅草桜橋まで隅田川を上り、水辺からの東京探訪を楽しみました。桜橋では建設真っ最中のスカイツリーをバックに記念撮影。この時を留める証拠の
写真だと話し合いました。桜橋から吾妻橋までは川岸から水辺の景色を眺めて歩き、吾妻橋のたもとのビル21階のレストランへ。梅雨の合間の蒸し暑さの
中から、素晴らしい見晴らしの広々としたお部屋へと抜け出し、皆ほっとして、くつろいでゆっくりと昼食を共にしました。
リッタとのお付き合いはアンセル結成以前からですが、結成のきっかけとなった最初のツアー以来、私たちのデンマーク滞在にはいつもデンマーク側から 力強くサポートしてくれたことが印象深くみなの心に残っています。
日本では、最初のころは言葉も通じず、皆身振り手振りで苦心したこと。この四年では段々に日本語で会話が成立するようになり、合宿ではリッタの指導で デンマークの歌も日本の歌も、おなかの底から声を出して唄い楽しかったこと。体操の指導に合わせて、その場でどんどん即興でピアノを弾いてくれ、体操を する方はふらふらになってしまったことなど、皆が思い出を次々に話し、リッタもそれに応えて思い出とアンセルに対する感謝を述べてくれました。次回の ランドステウネには参加表明をしていないアンセルですが、『アンセルの出ないランドステウネはチヨットヘンデス』とリッタ。
最後に、まだ日本語が片言だった時代のリッタ作、『ミナサンコンニチハ ミナサンコンニチハ ドウモアリガトウゴザイマス ドゥビドゥビ』の歌を輪唱 、共に過ごした時間が一人一人の胸に甦った事と思います。療養中のため参加出来なかったメンバーからは思いのこもった花束が届き、羽仁名誉会長から デンマークと日本に離れても私たちの交流は続いて行くとの挨拶に思いを同じくして会を閉じました。
(村松記)
参加人数: 2日間参加 29名、11日のみ 9名、12日のみ 10名、(宿泊 30名)
今年の秋合宿は、残暑の続く中での開催となりました。1日目は道路渋滞で開始に遅れた古川先生に代わり、急遽友景さんにツボを押して体を内部から目
覚めさせるアップから始まりました。村松副会長にウォーミングアップをして頂いたのち、羽仁先生のハードな基本体操、そして古川先生の体操で午前中は
終了しました。
午後1時からは、アンセルの合宿では初めての、ドラムサークルファシリテーター協会の飯田和子先生ご指導によるリズムレッスンが始まりました。
皆で輪になってドラムやめずらしい楽器を鳴らし、輪の中心で指揮をとる飯田先生に集中しながら、耳を研ぎ澄ませて互いの音を聞き合いました。輪の中心に
入って聞いてみた会員からは「水琴窟にいるよう(鉄琴のような楽器もあった)」という感想もありました。座って太鼓を叩くだけと思っていたのに、
皆全身汗びっしょり、手のひらは真っ赤。大層な運動量でした。
古川先生の発表プログラム「お手玉」、菊池先生のデンマークのフォークダンス。汗も出尽くし、足もフラフラになった所で、一日目は終了しました。
2日目は昨日好評だった友景さんにお願いして自由参加でツボ押しアップ。9時30分からは菊池先生のクラッシックやエンヤの曲にのせた、
ゆったりしたウォーミングアップで体を整えました。羽仁先生は次の新しいプログラムの組み立てを考えての基本体操を、古川先生は新しいステップを
入れたプログラムで午前中は終了しました。
12時45分からは、おなじみのフィジカル コンディションニング トレーナー飯塚規文先生による講習です。今までに教えていただいた脚、骨盤、肩甲骨
の動きを復習して、今回はスクワットを教えていただきました。股関節や脚部はこれから年齢を重ねていく上で大切な部分であり、毎日積み重ねていきたいものです。
最後に古川先生の発表プログラム「お手玉」に磨きをかけ、終了となりました。
羽仁先生の「秋合宿とは名ばかりの暑い2日間、熱中症にもならず体操に熱中した皆さんのパワーに感心しました。体操は上手になることよりも、
とにかく動くことです。引き続き楽しみながら頑張りましょう。」のお言葉で閉会となりました。
先生方や参加の皆様のお陰で大きなケガや病人もなく、無事に終えられた事に心から感謝しています。お疲れ様でした。
(合宿係 島村 しのぶ 、牧 みゆき)
発表作品:お手玉を使って
参加者 36名
今年は丁度横浜でAPEC国際会議が開かれる中での開催となりましたが、ほぼ例年と同じ87チーム、1歳から88歳の2536名が参加して開かれました。
わがアンセルチームは、36名の参加でした。
発表作品は、昨年に引き続いて、デンマークでのランドステウネで発表した「お手玉」を、更にバージョンアップしたプログラムでした。秋合宿以来、
ただお手玉を投げて取るだけでなく、全身をしなやかに動かして「体操らしさ」を出すように練習を重ねてきました。
出演は34番目、午前の部12時45分からの発表でした。ユニフォームは男女とも昨年のデンマークツアーで新調したTシャツを着用しました。
最初のポジションは横6X縦6で、最後は6人ずつの円陣6輪となるプログラムですが、新しいバージョンの二人組以降も練習の成果が発揮され、
ほぼ満足できる演技が出来たと思います。
アンセルの発表に先立ち、25番目に殆どがアンセルメンバーのYEKとサンスポ−ツの合同チーム24名が「静と動」を発表しました。今年で2回目の参加
でした。
午後の部で主催者ご挨拶のあと、今年は日本体育大学体操部の特別演技が行われました。国内外で多くの演技を発表しているチームで、
男女各40名ずつの若さ漲る迫力のある色々な演技に深く感動しました。
殆どがアンセルのベテラン女性であるコンパスの23名は午後の58番目に、「秋風」を新しいオリジナル曲にのって演技しました。
新しいメンバーも加わり、今年は移動を少なくして、一つ一つの動きを丁寧に演技するよう心がけました。
今年最後の発表を終え、みんな満足感を胸に帰途に着きました。
講師:「デンマークの香り PART IV」 古川 幸子
「動きのバリエーション」 三橋 文子
参加者 約60名(内アンセル22名)
この会への参加がアンセルの公式行事となってから今年は4回目の参加となりました。例年寒い日の開催でしたが、今回は平年より暖かい小春日和の
良い日でした。
10時、開会の挨拶で鈴木先生より本日の講師の紹介と、本日のテーマの「動きのバリエーション」の説明がありました。この会の講師は初めての
玉川大学教授 三橋先生は、「この会は受講者のレベルが高いと伺ってどのような講習をすればよいか心配で、昨夜はよく眠れませんでしたが、坂を登って
着いた受付で、係の方々やスタッフの学生さんに暖かく迎えられてホッとしました」とご挨拶。
午前の部は2007年から始まった「デンマークの香り」の4回目として我がアンセルの古川先生が講師。2日まえにデンマークからお帰りになった
ばかりの時差ボケ中と断りながら、早速何時ものウオーミングアップの基本プログラム体操に入りました。今回は「身体の部位を意識して動かす」ことを
強調してレッスンされました。後半の1時間はアンセルではおなじみの「お手玉を使って」のプログラムで、昨年デンマークで発表したものをベースに、
体操フェスティバル・ヨコハマで昨年、今年とバージョンアップして発表したプログラムを各パート毎に細かく指導され、最後には一同で全てを通して演技が
出来ました。さすがに参加者のレベルが高いだけあって、「アンセルではなかなか出来なかった事も今日の皆さんは出来ましたね」と喜ばれました。
最後に本日参加のアンセル会員が全プログラムをご披露して終了しました。
ランチタイムの間に古川先生が用意された「デンマークの香り」を感じさせるDVD2本の鑑賞をする事が出来ました。最初の1本は、古川先生が
今回デンマーク訪問をされた時に撮られたもので、 ビボ Viborgで開催されたキス Kis先生の75歳誕生日パーティの模様、体操教室でのレッスン、
ジムでの筋力アップなどなど。既に冬の季節を迎えたデンマークで、中高年の皆さんの熱心な運動の様子に感心しました。もう1本は1998年以来4回
参加しているデンマークでの大会ランドステウネの映像です。毎回盛大に行われている開会式、閉会式の模様を中心に、デンマークの中高年の体操の演技
などが編集されていて、古川先生の解説付きで参加者に感動を与えてくれました。なおアンセルの発表演技はアンセルのホームページで見て頂くよう
お願いしました。
午後の部は三橋先生の「布を使った体操」の講習です。先生がご準備された色とりどりの縦150cm幅75cmくらいの布を使って、
それを振りかざしながらリズミカルに全身を使って行う体操です。「フラワーデュエット」という12パートからなるプログラムですが、
最初の1時間で、各パートを先生の実技と号令で細かく教えて頂きました。布の縦横持ち替え、手の動きとステップとのバランスなど大変むずかしい動きが
沢山ありました。後半の1時間ではマキッシムのニューワールドの曲にのせて、全パートを通しで練習しました。最後に先生から「大変よく出しました。
一般の学生と違って、目的をもって体操をされている皆さんに教える事が出来てとても嬉しく充実感を覚えました。」と感想を頂きました。
ご指導の先生方、有難うございました。参加の皆さま、誠にお疲れ様でした。