過去の活動報告
2014年
時間:16:00〜18:15
出席者:39名
今年の新年会は渋谷区道玄坂にあるロシア料理店で、係の小熊さん、畠山さんが準備され開催しました。まずは、くじ引きで席が決まると、置かれたビールやワイン、
ジュースも次々と注がれ、堀内会長の乾杯ご発声で開宴しました。
各テーブルでは、美味しい料理を食べながら、しばし和やかに歓談しました。日頃は交流が少なかった会員同士も親しく会話も弾む様子で、打ち解けた雰囲気で時間も経過し、
渋谷の街明かりが輝き始めるころ新年会も終盤となり、終わりに羽仁名誉会長から「アンセルの皆さん、これからも元気で、楽しく体操をしましょう。」との閉会のご挨拶で終了しました。
参加者:52名 うち宿泊者36名
爽やかな素晴らしい天候に恵まれた5月24・25日の両日、2014年度アンセルの合宿が名古屋より前田洋子先生を講師としてお招きして開催された。
初日は都合で欠席された堀内会長に代わり村松副会長の開会挨拶ではじまり、午前中は古川先生のウォーミングアップとアンセルの新しいプログラムの練習。
この週末は女性教育会館の利用者が非常に多かったため、午前中の練習を予定より10分早くきりあげレストランの混雑に巻き込まれることなく昼食をとることができた。
緑あふれる気持ちの良い環境のなかで午後のスタートは菊池先生によるジムボールを使った体操。先生はボールを体の一部のようにあやつっていらっしゃるが、
ポイントはボールを手先ではなく体全体を使って扱うことであるとお手本を示しながら説明して下さった。
午後の第二弾は前田先生の二人一組で一本のロープと一つのお手玉を使った運動。
前田先生のご指導を受けるのは初めてだが、先生の明るく気さくなお人柄と楽しいトークは
参加者全員の心を一瞬にしてつかみ、笑いの絶えない楽しい講習になった。二人でロープを回しながら一人ずつがターン、二人一緒にターン、左右の回す手を変えて繰り返す。
四人一組になって、二人がロープを回し他の二人がロープをくぐる運動では、先生がゆっくりロープを回し、背をのばして歩いてロープをくぐるよう何度もやって見せて
くださったが、ロープを回すのが早くなり、頭でわかっていても思わず走ってくぐってしまう。楽しく笑っているうちに前田先生の講習が終わった。
その後、古川先生の体操で第一日目のスケジュールが終わった。
夕食後ミ―ティング室で情報提供のビデオを見た後、前田先生をかこんでロビーで歓談した。前田先生、菊池先生がいろいろなゲームを披露して下さり全員で行ったが、
全てが頭の体操でお二方の元気と若さの源を知ることになった。
二日目は午前中に古川先生の体操と羽仁先生の基本体操。午後は前田先生の第二回目の講習で、昨日のロープとお手玉の復習とステップあれこれを行った。
ロープでは羽仁先生ご夫妻が「はい私、はい貴方」とお二人交互にターンをしていらっしゃるのが微笑ましかった。ステップあれこれでは、前後に踏む4種類のステップを
口で言いながらステップを踏むのだが、これがなかなか正しく踏めない。二人一組で行うとお互いに足を踏んづけてしまい大騒ぎである。先生は最後に同じ動きでも曲が違うと
全く異なったイメージになる事を見せてくださった。今回の前田先生の講習はすべて脳のトレーニング運動であった。アンセルメンバーにとってよい頭の体操となった。
最後の古川先生は、皆が良く集中して動いていたので疲れているだろうと心もからだもリラックスするようにと気づかってクールダウンを行ってくださった。
閉会にあたり、前田先生から今回の合宿での指導が楽しかったとお言葉を頂き、羽仁先生からは参加者が生き生きと体操を楽しんでいるのは素晴らしいとの講評を頂き二日間の合宿が終わった。
今回の合宿で参加者の方々から下記のような意見が聞かれた:−
- ○前田先生の講習はとても楽しかったので、機会があればまた受けたい。
- ○体育館の壁に貼った合宿のスケジュール表は会員の杉浦敏子さんにお願いして作って 頂いたが、「きれいで素晴らしい」と大評判だった。来年のスケジュール表も依頼済みだが、どのようなスケジュール表になるのか今から楽しみだ。
- ○今回の宿泊施設は混雑のため女性の部屋は和室の4人部屋だったが、広々としていてツインの洋室より楽しいと好評で、今後も和室がいいという意見が多く聞かれた。
最後に、写真、他全般のお手伝いをして下さった古川千春さん、音響を引き受けて下さった古川一久さん、宿泊係の畠山さんと松本さん、そして会員の方々のご協力をいただき怪我人もなく無事に合宿を
終わることができました。係として深くお礼申しあげます。
合宿係 久保田喜子 清水美千子
参加者: 127名 (10チーム)
今年度のデンマーク体操アンセル交歓会はこれまでの武蔵嵐山の国立女性教育会館に土日一泊して行う会から、ウイークデイに日帰りで都心で行うことに変更して、準備をしてまいりました。
心配された台風19号も通過、予定通りの行程で発表に臨みました。
午前中は第一体育室で 9時から1時間 古川先生によるアンセルの練習を行い、その後各チームが順次場当たり練習をすませました。
昼食後 第三体育室に移動し、椅子、机、マット等、の準備をして、あらためて立ち位置の確認した後
1時30分より交歓会開始。
堀内会長はご都合が有り欠席されましたので、司会の村松副会長が開会を宣言、この交歓会はアンセルが引き継ぐ前から数えて今回が第41回になることを示されました。
早速菊池先生の準備体操で身体を解してから、発表 gTのプログラムで6チームが発表しました。
続いて参加者全員で羽仁先生のご指導により、古典的とも言われるデンマーク体操の基本体操である「羽仁プログラム」の一部を繰り返し学びました 。
休憩を挟みデンマークのオレロップから自由学園へ体操指導に見えている シーネ(女子)と クリストファー(男子)の若々しく力強い息の合った素晴らしい動きの演技披露で会場が
盛り上がりました。
発表 gUプログラムでは4チームが発表しました。アンセルは一番最後で、昨年デンマークの大会でデンマークチームと一緒に発表した「オープニング」のニューバージョンを
発表しました。
各チームそれぞれ特徴のある演技で新しいプログラムに挑戦し、手具もボールに加えてロープも登場して日頃の練習の成果を発表し、和やかな雰囲気の中、発表が終わりました。
発表後、伊藤先生から体操の指導をして頂き一年振りでお会いする方々と笑顔でご対面挨拶のフォークダンスは楽しい一時でした。
古川先生による 「まぼろしのラジオ体操第三」の再現と整理体操で、予定通りの時間で交歓会を無事に終了出来ました。
今年は来賓として長年NHKのラジオ体操のご指導でご活躍されていた91歳の上貞良江先生が初参加され、またお久し振りに向井忠義先生がお見えになられ、
お二人から以下の要旨のお言葉を頂きました。
上貞先生:
*久しぶりにデンマーク体操を見せていただいて嬉しかった。「やはり流れが良いなぁ、心に優しい体操だなぁ」と思った。
*戦後、ラジオ体操は一人が号令をかけ100人もの人が集ってするのは良くないとアメリカから随分うるさく言われたけれど、「体操をすると心が優しくなる」と言って続けた。
第1は体操の専門家の戸倉ハルさんが作られ、第2はモダンバレエの石井漠さんが作られた。第3は男性のために作った体操だった。
*第3を皆さんでしてくださって感激した。古川先生、よくなさったと思う。始めから全部出来ないと思っていたけれど皆さん、日頃からデンマーク体操で鍛え方が違うので、
上手になさって嬉しかった。今日は嬉しい時をありがとうございました。
向井先生:
*下手はいい。下手だから一生懸命練習しようと思う、だから良い。
*音楽に少し負けている、身分相応の音楽を選ぶと良い。音楽の流れを破るような動き、 ゆっくりだからゆっくりでなく、音楽を破るように動いて見たら面白くなる。
*年を顧みず良くやっていた。一生懸命やって始めと今とでは顔つきが違う、そう願いたい。
最後に伊藤先生、羽仁先生からも以下の要旨の講評を頂きました。
伊藤先生:
*体操の生き字引のような上貞先生にお会いし、貴重なお話しを聴けて嬉しかった。
*皆さんの体操を見ていて難しいことに挑戦し、良く覚えて居るなぁと感心していた。 そのことは皆さんと一緒に体操をしてみて、一回の説明で号令に反応し、
頭で考えたことを表現出来るのは、日頃の練習が有るからだと納得した。
羽仁先生:
*体操は上手、下手に関係なく充分に身体を動かす事が大切。
今回は都心の会場、交通の便が良く メンバーの知人、友人、家族の方々が応援に来て下さり、演技に一段と熱が入って、練習成果が発揮出来ました事と思います。
先生方のお話を胸に、これからも体操を楽しみましょう。
皆さん率先して会場の準備、後片付け等、協力して頂き何事もなく無事に終わる事ができました。
厚くお礼申しあげます。
交歓会係 仲沢 西村 村松
発表作品:オープニング 2014 〜心をひとつに〜
参加者:36名
前日からの雨の心配をよそに、穏やかな良い天気に恵まれ25回目の開催を迎えた体操フェスティバル。参加者は0歳児から80歳代までの
82チーム・2300名を超える方が集い演技披露しました。
鈴木先生からタスキを繋いだ古川先生が、今年の実行委員長の大役を務められ、また、運営委員としてアンセルから多数の方々が活動されました。
私達のグループはアンセル発足前の1997年より参加しており、今回で17回目の出場となりました。出演は68番、16時15分、
参加者36名でした。発表作品は「オープニング2014 〜心をひとつに〜」。2013年のランドステオネで発表したプログラムをバージョン
アップしたものです。ユニフォームはグリーンとイエローとに分かれ、まさにタイトルのようにお互いを感じながら心をひとつにして楽しく
演技いたしました。昨夏のデンマークの青空のもと、Kis先生のチームと共に解放感いっぱいのなか発表したことが懐かしく思い出されました。
午後の部の特別出演は筑波大学体操部。来夏の「世界体操祭2015」に向けての作品を披露されました。ボールやマットが身体と一体化したように
次々と繰り広げられる様々な動きが、観客をも楽しませてくれました。続いて 世界ラート競技選手権で日本人初の個人総合チャンピオンとなった
高橋靖彦さんによるラートの演技でした。大きくゆったりと回転移動していくようすは、とても素晴らしく心地よいものでした。初めて見て感動した人
、また体験してみたいと思った人も多かったのではないでしょうか。
アンセルのファミリーチームのYEK・サンスポーツの合同チーム32名による「To the Sky 〜旅立ち〜」。しなやかに、優雅に、ときに力強く、体幹を意識しての
動きにチャレンジしました。
殆どがアンセルのベテラン女性会員であるコンパスはプログラム最後から2番目の発表で、古川先生も加わり20名による「The Magic Is Gone」。魔法から解き放たれたかのように、
三拍子のリズムに合わせ自由にさまざまに動きゆくさまを表現しました。
多くのひとりひとりの力が合わさり、このフェスティバルが素晴らしいものとなりました。
「体操フェスティバル ヨコハマ 2014」では、多くの参加者と交流する事が出来、共にかよい合う気持ちに満たされ、みんな夕暮れの中を
家路へと向かいました。