過去の活動報告
2017年
時間:16:00〜18:30
出席者:41名
9時半からの練習、1時からの総会の後、初めて利用する会場、東新宿駅徒歩2分の
「がんこ 新宿 山野愛子邸」へ移動しました。都会の喧騒を離れた素敵な庭園の見える
個室を貸切り、米寿になられた宮坂さんの乾杯の音頭で会が始まりました。
席割りは、用意したカードを引いていただき、書いてある漢字の部首(心・力・手・人)が同じグループで会食し、
自分の引いた漢字を見せ合いながら会話に花を咲かせました。
そのカードの中に“体”と“操”という漢字があり、それを引いた松崎さんと薦田さんに、3分間スピーチをしていただきました。
体操との出会いをご自身も周りも喜んでいることや、発表に向け高嶋さんにしごかれたことなど楽しい話を聞かせて下さいました。
今年の参加者は昨年より12人多く、今年初めてアンセル会員になられた方、体操には参加されないけれどツアーに参加される方、
体操はお休みで久々に会う方なども集い、新鮮な一言も聞かせて頂けました。
細やかなおもてなしの心遣い溢れる和食のコース料理はどれも美味しく、飲み放題のアルコールもすすみ、上機嫌な笑顔が増え、
ひと時も鎮まることなくワイワイとした空気に包まれていました。來さんは手品のサプライズ出演で楽しませてくださいました。
最後に最高齢の山之内さんが体操を出来る限りやっていきたいと力強い声で話して下さったことは今年一年のパワーの源となったことと
思います。
(新年会係:大塚華子・西村はるみ)
参加者: 38名 & 曽我淑人先生 (うち宿泊者 33名)
2017年アンセル春合宿が5月13日と14日に開催された。今年は爽やかな晴天とはいかず13日は雨、14日は曇りだったが、暑くもなく
寒くもなく体操をするためには適していたのではないだろうか。今回はデンマークツアー直前ということもあり、ツアーのための練習が中心と
なった。
今回のツアーでの発表形式は、モダントレーニングの鈴木由起子先生の演出で古川先生と練りに練って作り上げたもので、9つの作品
(@アンセル2016 Aまいご Bボール C歌遊び D基本体操 Eラジオ体操 Fモダン G縄とお手玉 Hコンパス)を一つの
プログラムとして通して行うものである(約30分)。そのため、2日間の練習は参加者一人ずつが個人別練習スケジュールに従い各作品ごとに
分かれて指導・個別練習・自主練習をし、1日目と2日目の最後に通し練習をすることになった。
第1日目は9時45分に副会長の古川先生の開会挨拶で始まり、全員参加の「アンセル2016」を古川先生の指導で練習した。
そのあとは菊池先生指導の「基本体操」、鈴木先生指導の「まいご」などそれぞれが個人別練習スケジュールに従って午前中の練習を行った。
昼休みに今回アンセルで新調したブルーのTシャツを、係の牧さんが手伝いを頼んだ方々と手際よく全員に配布し、そのシャツを着て
一人ずつツアーメンバー表のための写真を古川一久さんに撮っていただいた。
午後は1時から1時間、前回のデンマークツアーの時に美声を聞かせてくださった曽我淑人先生の歌の時間で始まった。短い時間にデンマークで
歌えるようにと「花」「おてもやん」「見上げてごらん夜の星を」の指導をしていただいた後、奥様の芳枝さんが用意してくださったプリントに
ある歌をいろいろ歌うことができた。ぎっしり詰まったスケジュールのなかで、曽我先生のユーモアあふれるご指導で全員が笑顔で楽しく歌う
ことができた。曽我先生、芳枝さん、ピアノ伴奏をしてくださった岡田裕美さん、島村さん、ありがとうございました。
歌のあとスケジュールに従ってそれぞれが練習をし、3時から全員で行う通し練習になった。初めに鈴木先生から準備位置、着替えや手具の
置き場所、入退場の方法などの説明を受けてから通し練習を行った。参加者全員が初めてこのプログラムの全体像を「こうなるのか!」と知った
のである。通し練習を見てくださった菊池先生、宮坂さん、小熊さん、織田さん、そして午後ずっと見学してくださった曽我先生に感想を伺った
ところ「プログラムとして変化に富んでいて面白かった」とのコメントをいただき、皆で喜んだ。しかし、今回初めて全員がそろったので、
練習不足や各々の作品でばらつきがありいろいろな注意点、どのようにすべきかなどの指導をいただいた。4時に終わる予定が5時になり1日目の
練習が終わった。
夕食のあとミーティングルームでツアーに関する説明があり、そのあとツアーの係による打ち合わせが夜中近くまで行われた。係の方々、
本当にご苦労様。
2日目の午前中は、9時15分から自主練習、9時45分から全員で「アンセル2016」の練習、その後はそれぞれのスケジュールに従っての
練習であった。午後は1時より前回のデンマークツアーでデンマークチームと一緒に行った「18羽の白鳥」を今回もヴィボーで行うとのことで
30分間練習をした。前回の参加者もほとんど忘れていて練習するにしたがって思い出していったようだった。次回の練習はヴィボーである。
1時30分より、昨日行った通し練習になった。昨日と正面が反対になったこともあり、お互いに助けあい、昨日の注意事項を思い出しながら
行った。全員がそろって行える練習はこれが最後なので皆真剣であった。練習課題はまだまだ沢山あり、各々がしっかり自主練習をするようにとの
注意をいただいて2日目の練習が終了、今回の合宿が終わった。
今回の合宿はツアー参加者中心の練習であったのに、ツアーに行かれない方々も参加してくださり感謝です。菊池先生は1日目の基本体操を
指導してくださいましたが、帰宅後お電話で注意事項をご連絡いただきました。、
Tシャツ係の牧さんと手伝ってくださった方々、宿泊係の松本さん、
2日目に参加でプログラムの個別指導や動画撮影のお手伝いなどをしてくださった大塚さん、また毎回泊まりでいろいろなお手伝いをしてくださる
古川一久さん、そして参加者の方々にも係の手が回らないところを助けていただきました。皆さま、本当にありがとうございました。
最後に今回の合宿のスケジュールを作成・実行された古川先生と鈴木先生、、ありがとうございました。
(合宿係:小澤 英子・清水 美千子)
デンマーク王国コペンハーゲン空港に集合し、望星ホイスコーレに3泊、オレロップ体操学校に2泊、ビボーユースホステルに4泊しながら、
各地の交流発表会で演技。今までのランドステオネ参加を目的としたツアーとは違う旅で、発表の形式も@アンセル2016AまいごBボール
C歌遊びD基本体操Eラジオ体操FモダンG縄とお手玉Hコンパスと9つの作品をひとつのプログラムとして通して発表(約35分)。また、
ビボーでは4年前にキス先生のチームと合同でした「18羽の白鳥」も再び一緒に発表しました。交流発表会後、有志は古川先生のお姉様の
ガイドで4泊5日のスコットランド観光に参加。アバディーン2泊、エルギン2泊。
参加者: 33名(6回目4名、5回目3名、4回目5名、3回目3名、2回目7名、初参加11名)
うち スコットランド観光19名(ガイドを入れて20名)
成田出発でKLM組(アムステルダム→コペンハーゲン)より1時間遅く出たSAS組(コペンハーゲン直行)でしたが、コペンハーゲンには先に
到着、キス先生、ヤーンと一緒にKLM組を出迎える。19時バスに乗り込み、途中パーキングエリアで、夕食をとる。21時前にアンナ・リサ先生
の待つ望星ホイスコーレに到着。長い1日が終わりました。
午前中は2009年のツアーの時に訪問したボーディングボーのアンナ・リサ先生のワークショップを受講。9時半過ぎ体育館に到着。 古川先生の通訳もあり、なじみのある動きで身体をほぐし音楽に合わせ楽しく動きました。膝を痛めた先生がリハビリに工夫された体操も ありました。
10時30分コペンハーゲン観光組は出発。残りのメンバーで発表の練習をし、昼食はアンナ・リサ先生からのプレゼント。ニシンの マリネを中心にした数種類の魚のフィリングとパンを頂き、デザートも美味しく頂く
バスで移動し、ヤーンの案内で2009年に発表した丘まで歩く。砦塔に登り上からの風景を楽しむ。街に戻って散策する人、 バイキングの資料館を見る人と自由に過ごす。
夕食後、学校見学をする。かつてはサナトリウムだったという自然豊かな静かな環境で、現在は武道を中心とした体操学校として88名が在籍、 日本人は2名とのことでした。アンナ・リサ先生のグループの方々が見え、私たちは「見上げてごらん夜の星を」を歌い、交流を図りました。
朝食後、キス先生の指示の下、昼食用のサンドイッチを作る。10時バスでマリボに移動。町の教会を見学し、サッカー場の芝生の上が第1 回目の会場です。デンマーク国旗の行進で会が始まる。私たちの出番は14時から。風の影響でボールが流されたりしたが、デンマークの地で 発表している嬉しさや青空の下、開放感がありました。発表会の後、引き続き街の女性たちの手作りケーキコンテストが行われ、私たちも 何種類ものケーキを頂く。
17時30分会場を出発。アンナ・リサ先生の案内で壁画がユニークなスティーエの町を散策。キス先生お勧めの昔からのホットドッグを夕食に しました。20時30分宿舎着。
10時15分出発。バスはリッタの生まれた町を通り、シェラン島とフュン島のかけ橋を渡りニューボウのパーキングエリアで停車。キス先生 を先頭に海沿いの散歩は小1時間。強い日差しの下、ちょっとの散歩ではなかった。各自昼食をとる。13時45分バスで移動し、ニューボウの お城を思わせるような富豪の家や、教会を見学する。
そこからは近いオレロップの学校に16時30分到着。ウッファ校長の歓迎の挨拶を、秀さん(中村秀峰さん、オレロップ卒業生)が通訳してく ださる。期末で学生たちがいるため、女子寮だけでなく、男子寮、校長の家、など分散して泊まることになる。
18時から夕食。食後、学校見学。真昼のように明るい空の下、芝生の広がる敷地内の新旧の立派な施設を案内して頂く。最後にニルスブック の部屋に案内され、お茶とお菓子を頂き、21時30分解散。
9時からスベンボ―のシニアチームの方々と一緒にニルス(ビボーの卒業生)のワークショップを受講。古川先生の体操で使った手拭はそのまま プレゼントする。ニルスの体操はテンポが早く汗がでました。二人組や円になって等和やかに笑い声がおきました。体操後食堂でコーヒータイ ム。ニルスとヘァディスご夫妻、そしてメンバーの方々にお土産をさしあげました。
11時バスで風車の展望台に向かう。風車の羽根は壊れ今はありませんが、氷河期の石が点在し整備された自然が溢れる丘で、オレロップの学校 も望めました。バスでスベンボーの港に行き、散策してからニルスの家に向かう。家庭菜園はもちろん鶏小屋や、牛も飼いはじめたという広々と した敷地のご自宅です。サンドウィッチと飲み物の昼食を頂き、お庭でとれた苺や、グランドゴルフの楽しいおもてなしに感謝し、帰路につく。
学校に帰着後15時30分から大体育館で練習。夕食後、19時より交流発表会が始まる。アンセルは1番で発表する。学生や、GYS(1987年 デンマーク、ヘアニングで開催された世界体操祭参加チーム)のメンバーが座る観客席も近く、緊張しましたが、手拍子や拍手も頂けて無事終了。 さすがと思うGYSのチームや、若さが溢れしなやかな学生たちの演技には感激、21時近くに終了。デンマーク体操発祥の地で発表出来た事は大 きな喜びでした。
校長先生、秀さんの見送りを受け、2006年に訪れたことのあるスベンボーのボーディル夫妻(共にオレロップ卒業生・夫妻は古川先生のエリート チームメイト)の体育施設に向かう。農家を改築して作った施設はプールも増築され、(建物の設計は全てご主人のアナスがしている)田園の中、 ご夫妻と息子さん(シルクド・ソレイユで活動していた)が運営するアットホームな空間でした。
11時50分オーデンセにつく。14時にアンデルセン博物館前に集合として、解散。お目当てのお土産を探すグループ、村松さんのお嬢さんの由理さん が予約したレストランで食事するグループ等自由に過ごし、ビボーに向かった。途中、シルケボーで小休止。今日がお誕生日の村松さんに大きな ワッフルアイスクリームでサプライズのお祝い。この町に住む木下澄代さんも自転車で駆けつけてくれて、ヴァイオリン演奏のお祝いもありました。 ビボーユースホステルでは霧雨の中リッタが出迎えて下さる
午前中、キス先生が高齢者住宅の集会所で行っている、椅子を使った体操を体験。デンマーク人・日本人が一緒に体操し、その後、手作りのケーキと コーヒーで歓談、歌の交歓もする。キス先生によれば、「体操と歌は一対のもの」で、先生が毎週、歌当番を指名すると必ず準備してこられ、体操後、 皆で歌うそうです。
宿舎に戻り15時よりビボー体操学校の体育館で練習。キス先生の指導でデンマーク人と「18羽の白鳥」の練習、その後、アンセルのプログラムの通 し練習。18時30分交流発表会が始まる。アンセルは大人のグループや25歳以下の人達の演技の後、19時から発表。4年前と同じリスベットの アカペラに合わせた「18羽の白鳥」は客席から歌声も聞こえました。 ラジオ体操の演技の前に、日本に伝わったデンマーク体操がラジオ体操として行なわれているとキス先生の説明がありました。私たちの3回目の発表は 無事終わりました。食堂に移動しての交流夕食会は人があふれ、アンセルは歌とおてもやんの踊りを披露しましたが、ワサワサとした会場でした。 古川先生やデンマーク留学経験のある方達は旧友との再会で話も弾み、夜の10時過ぎまだ明るさが残る森の道を宿舎に帰りました。
シニアのお祭り参加の日。発表のステージは狭いため、人数を絞ってコンパクトに18羽の白鳥、基本体操、コンパスの3つの体操を発表。出ない人た ちは日本テントで折り鶴を教える等交流をはかることに。11時30分出発。朝からの小雨が上がって陽射しも出てくる。野外でコンクリートのステー ジは水鳥の糞や土埃で汚れていて、まずは掃除をする。細長い変形ステージで、それぞれの立ち位置を確認、歌の練習もする。大きなテントに移動して 、コーヒーと2種類のケーキが昼食です。
日本テントはキス先生の日本にまつわる品々、アンセルとの写真や日本人形、和紙の小物などを飾り、中央のテーブルでは折り紙を教え、希望者には浴 衣の着付けもしました。
ヤーンの呼び込みもあって、大勢の人が訪れて、興味をもって体験して下さる。 心配していた天気も青空が出てこれが最後の発表と頑張りました。フィナーレでは、先頭の鈴木先生が狭い会場を最大限に移動して、デンマークで発表 出来た喜びと感謝を全身で表現。観客の人からは、素晴らしい発表で感動したと言って頂く。
ワンプレートの夕食にビールの人も水の人も、みんなで「スコール」。その後、生バンドの演奏と歌でダンスタイム。20時過ぎから歌の時間で 「18羽の白鳥」の替え歌?等、歌うことが大好きな国民性を感じました。キス先生が挨拶され、私達日本人に一人一人手渡しでお土産を下さい ました。テントの外に出て、シャンペンを飲みながら、また歌が始まりました。雨も降りだし、私たちはバスで宿舎へ、21時近く到着。雨が上がって 4回目の発表も無事終わりました。
今日は夕食会まで自由行動。街を歩き回ってショッピングしたり、キス先生の家にお邪魔したりと思い思いに過ごし18時、会場のゴルフクラブハウス の入口に集合。時折強い雨の降る天気でしたが、夏至祭の大きな焚き木が湖上に組まれていました。來さんのご主人・ノブさんの乾杯の音頭で夕食会 は和やかに始まりました。前菜の後は各自がとりに行くビュッフェスタイルで、お肉や野菜、デザートの小さなケーキやチーズ、フルーツと見た目にも きれいで美味しいごちそうの数々でした。
各テーブルから2人ずつ今回の旅行の感想を述べてもらいました。
キス先生からは次のお言葉を頂きました。
『今回のグループは笑いが多いグループだった。心を開いて笑え、リラックスしていたのが4回の発表に表れていた。二人の「ユキコ」の作った体操は 日本で作った体操として素晴らしい。90年近く前に日本に伝わったデンマーク体操に、日本の精神を入れたものを今回持ってくる、と新聞のコラムで 紹介した。体操の動きの美しさ、デンマーク人が出来ない動きをしている。今の形を続けてもう1度来て下さい。中高年の体操をひろめてください。 』
湖面の焚き木に火が放たれ雨の降る湖上で静かに燃え上っていました。今回私たちの旅を支えて下さった皆さんにアンセルからささやかなお礼を差し 上げました。
沢山の思い出を与えて下さったデンマークの方々、古川先生を中心に、みんなが協力して良い思い出になった旅に感謝して、炎を背景に写真を撮り、 散会しました。
6時朝食。7時には、バスに荷物を載せ、集合写真を撮り、オルボーの空港に向かう。早朝で人の少ない空港でKLM組の人達を見送り、SAS組も 荷物を預け身軽になって空港から街に向かう。オルボーの街近くでバスを降り、キス先生とヤコブ運転手とお別れする。
ヤーンとリッタの案内で、翌週に迫ったランドステオネの準備作業が進んでいる街の様子を見る。シドニーのオペラハウスを設計したヨーン・ウツソン の博物館を見学する。デンマークで4番目に大きな町は大学もあり、商業も盛んで中心には歴史を感じさせる銀行があった。タクシーで空港に戻り、 【Kiss and goodbye】の看板の前でヤーンとリッタを中心に写真を撮りお別れする。4年前私たちが降り立った時の空港とは様変わりしていて、 軽食がとれ、免税店もあり、お土産を見たりして2時間近く過ごす。
14:00発のコペンハーゲンに向かう飛行機の出発が10分ほど遅れ、コペンハーゲン空港では出国の窓口が混んでいて、ぎりぎり成田行き に搭乗でした。定刻通り15:45離陸。
成田には予定より30分程早く到着。9時前に無事荷物を受け取り、それぞれ帰路につきました。お疲れ様でした。
(広報委員:並木 泰江)
帰国組・残る人と別れてオルボー空港からオランダ・スキポール空港へ。オルボー空港で搭乗手続きをしたところ、アクシデントで2人分の席がない。 やむをえず旅慣れた友景さん・松尾さんに違う経路でアバディーン空港へ向かってもらう。更にスキポール空港でハンガリーへ行くグループと別れた。 17人は1時間半のフライトでアバディーンに到着、先生のお姉様・明石恵子さんと落ち合って宿泊のホテルに落ち着く。別ルート二人の到着は夜の 11時半。幸いホテルは空港のすぐ隣、それにしてもお二人は本当にお疲れ様でした。
6月25日
恵子さんが織物で留学していた時にお世話になっていた、ファーガソンさんがお住まいの大きな農場を見学、奥様のケイトさんお手製のスコットランドに 伝わるお菓子でお茶を頂く。高齢になられた織物の先生ご夫妻も同席してくださった。
デリガティー城ではエントランスからバグパイプ演奏で出迎えられる。ランチの後はバグパイプの演奏と、4歳から中学生までの女の子たちのスコティッシ ュダンスを見せてもらい、最後に全員一緒にフォークダンスを楽しく踊って、子供たちにお礼に折鶴をプレゼント。
海辺の街・ロジーマスのステキなレストランで夕食後、エルギンのホテルに到着。アバディーンの時より良いホテルを取っていただいたので、各部屋 バスタブが付いていてみんな喜んだ。
6月26日
二つのお城めぐりの日。まずはナリンにある、マクベスの舞台となったコーダー城、大きな森と美しい花の庭に囲まれた古城。次に今は廃墟となった ネス湖のほとりのアーカート城。要衝の地にあり、幾多の戦いを経て今は廃墟となったその姿に、芭蕉の「つわものどもが夢の跡」の句が浮かぶ。
土地の言葉で「ネス川の河口」を意味するインヴァネスは、大きな川に沿って重厚な古い石造りの建物が連なる古い街、しばしの自由時間の後、 地元の人気ビストロ「マスタード・シード」に集合して打ち上げ夕食会。
6月27日
2か所の工場見学の日。午前中はホテルから徒歩でエルギンのジョンストン織物工場へ。
午後からはバスでダフトンのグレンフィディック蒸留所へ。(そこでのハプニングはアンセル通信参照。)帰路のスーパーで夕食の食材やお土産を買い、 アバディーン空港近くのホテルに戻って翌日の早い旅立ちに備える。
6月28日
6時に朝食を済ませ、7時にホテルを出発。このあと織物のツアーに残る恵子さんと西村はるみさんに見送られ、アバディーン空港を飛び立つ。 乗り継ぎのスキポール空港で1時間半の遅れが出たが、全員無事搭乗。
6月29日
予定より1時間半遅れの午前10時過ぎ、成田に到着、お互いの無事を喜びつつ、それぞれの家路につきました。
今回で6回目のデンマークツアーで初めて、ランドステウネの大会に不参加でしたが、大会参加に勝るとも劣らない充実した経験と交流をさせて頂きました。 企画してくださったキス先生、古川先生、現地で受け入れてくださったヤーン、リッタ、アンナ・リサ先生、ニルス・ヘァディス夫妻、ウッファ校長先生 、由理・クリステンセンさん、デンマークの方たちに心から感謝いたします。陰になり日向になりサポートしてくださった鈴木先生とモダンの曽我さん、 渡辺さん、砂田さん、そして普通のツアーではまず経験できないような旅を企画してくださり、現地ではきめ細やかなお世話をしてくださった古川先生の お姉様・明石恵子さんに、心からお礼申し上げます。
(広報委員:島村 しのぶ)
秋月とし子(ツアー不参加) 宮坂勝郎(ツアー不参加)
参加者:113名 (9チーム)
台風余波の悪天候の中、第44回 体操交歓会が行われた。
アンセル会員は、朝9時に体育館に集合し、9時15分から古川先生による準備体操、場当たり、その後は9時50分からコンパス、 10時から各チーム20分の持ち時間で、場当たりを行った。20分という持ち時間のせいか、タイムキーパーは必要ないくらいスムーズな 交代ができた。
会場設営は場当たり時間帯にほぼ済ませていたので、昼休みは40分と短かったが、問題なく開始できた。昨年と同じ場所で要領が 分かっていた為か、皆さんの自発的な手助けもあり、いつの間にか会場が整って、ありがたいことであった。
進行係は秋月。悪天候により、早めの進行、30分短縮を目指す。
13時より予定通りに、顧問の長島広美さんから、開会のご挨拶。
*みんなで体操 T
菊池先生のご指導よる準備体操。ゆっくりとベーシックな動きで体が伸びやかになり、発表前の緊張感がほぐれた。
*発表T(6チーム)
お手玉、縄、ボール など手具を使った演技、フォーメーションを替えた演技。体操(動き)は
勿論のこと、先生方の発表演技の見せ方にも工夫が感じられた。
伊藤先生のチームは、ゆずの「見上げてごらん夜の星を」。床に手を付いての徒手体操的な動きが、懐かしかった。終盤には手拍子が沸いた。
*みんなで体操 U
古川先生のご指導、リズミカルなフォークダンス調の曲で、ペアを組んで動いた。何度か繰り返すうちに、ペアの息も合い、笑顔も汗も出てきたようだった。
*発表U(4チーム)
布、小さな手作りダンベル(玄米200g入り)など手具を使った演技、・・・手具を使うことにより、より大きく体を動かす、・・・
気持ちの良い動きを見ることが出来た。
各チームとも日頃の練習の成果を発揮され、それぞれに味のある、経験豊かな先生方の個性が溢れていて、素敵な発表であった。
*みんなで体操 V
村松先生のご指導で、クーリングダウン。
*講評
伊藤先生:
良い選曲の素敵な音楽を使い、皆さん楽しそうに体操していたのが印象的。羽仁先生の「しっかり身体を感じながら体操すること」、
濱田先生の「細部をきちんと動かしなさい」などの 亡くなられた先生方のお言葉を受け継ぎながら体操を続けましょう。
羽仁先生の「体操をやれ」という教えを受けて、今日参加の皆さんは各々が思い切り身体を 動かして体操をしていた。学校の現役の先生で体操を知らない人が沢山いる時代の中で、 体操を楽しんでやっている人たちがいることは嬉しいこと。デンマークの人たちのように、楽しさをもっと表現できるとさらに良くなる。 金子嘉徳先生(日本体操学会会長、女子栄養大学教授):
高齢化社会を迎え、フレイルという言葉が言われている。その予防に栄養・運動・社会参加が非常に大切と言われているが、その3つが 備わった体操だと感じた。それに今日はデンマークの香りがした。栄養価の高い、バランスの取れた体操を拝見出来た。
*最後に古川副会長からお礼の言葉と閉会宣言(15時35分)
皆さんがずーっと続けているから今がある。このレベルを維持するために傷めたり怪我をしないように気を付けながらお互いに
助け合っていきましょう。来年もお集まりください。
参加者の平均年齢は、男性70歳、女性68歳、全体で69歳であった。単純に、来年は1歳上がるとして全体で70歳になる。 また、アンセルのメンバーでアンセルの発表だけに出た人は一人か二人、ほとんどの人が複数の発表に出ていた。
大雨と寒さの中の開催、遠方から見える方が多く交通事情が心配でしたが、無事に終えることが出来ました。
私たちの2年の任期も今回で満了、皆さん方のたくさんのご協力に感謝申し上げます。ありがとうございました。
交歓会係 久保田、秋月(記)