過去の活動報告
2019年
時間:12:30〜14:30
出席者:32名
2018年度の総会も無事終わり、2019年の活動が始まりました。
新年会の会場を決めるに当たり、移動するのに時間のかからない参宮橋LIFE・SONを村松先生に紹介されました。
由理さんの卒業式でデンマークに行かれご一緒出来ませんでしたがありがとうございました。
12時半を前に殆どの方が足並みそろえ会場に集合できました。
昨年の「がんこ山野愛子邸」の和のイメージと違い今回はカジュアルな会場。照明も温かく、きちんとテーブルセッテイングが
整いほっといたしました。
入口で席を決める折り紙を各自引いてもらい開けた色で指定のテーブルに着席。
体操は一緒でもあまり話さない方と同席し、会話ができ心和んだとの声も聞かれ、このくじで席を決めるのは良い案と改めて思いました。
菊池先生の「年と共にそれぞれの出来る体操の内容も変化してきていますが、体操の効用も再認識されており、続けてやることが大事です」の
ご挨拶に一同納得。「皆さんの健康とアンセルの益々の発展を願って乾杯します。やりましょう! スコール!」で会が始まりました。
各テーブルにバランス良いタイミングでお料理 飲み物が運ばれ、みなさん笑顔でコースの料理を取り分け、お話も弾みます。
古川先生にご挨拶をいただき、合わせてお引越しで会を離れる久保田さんにご挨拶いただきました。お名残惜しい言葉があちこちのテーブルから
聞こえ、またの再会を楽しみに拍手拍手でした。色々お世話になりました。
遅れて大塚先生が到着し、会も進み盛り上がる中、思いがけないオカリナ演奏で、ビリーブ♪♪ アメイジンググレイスを披露。歓声と拍手でした。
アンコールに富士の山、故郷を一緒に歌い、食後の運動?一同なごみました。
余韻を感じながら心地よく会場を後にしました。行き届かなかったこともありましたが皆様ありがとうございました。
(新年会係 杉浦 都丸 吉田)
参加者:150名 (13チーム)
からりと晴れて暑くなりそうな嵐山体育館で、第45回 体操交歓会が行われました。
今年はアンセル20周年記念交歓会ということで、キス先生とその甥御さんご一家をお迎えしました。日本体操学会前会長・女子栄養大学の
金子嘉徳先生、練馬体操祭役員の北川清美先生もおいでくださいました。またオーストリアで行われる今年の世界体操祭に参加の、モダントレ
ーニング研究会と、自由学園の2チームも初参加です。
朝9時に体育館に入りアップとアンセルの場当たり。チーム数が多い為、昼休みを設けず各々空き時間に昼食を取ってもらうようにして、
1チーム15分の場当たりを行いました。回数を重ねて馴れているせいか、はたまたタイムキーパーの秋月さんの手腕か、スムーズな流れの
場当たりでした。
会場設営も、村松さんの音頭取りの元、皆さんもテキパキと動き速やかに完了。交歓会係は進行や会計の事前仕事に専念出来てとても有り難
かったです。
進行係は島村。チーム数が多いため、早めの進行を心掛けます。13時数分前から諸注意のアナウンスを始め、予定時間
通りに菊池先生の開会の言葉で交歓会が幕を開けました。
*ウォーミングアップ
菊池先生のご指導よる準備体操。ゆったりとした曲で身体を伸ばし、緊張をほぐしました。
*発表T(7チーム)
それぞれご指導の先生の個性がうかがえる音楽と動きでした。初参加のモダントレーニングの衣装の黒と赤い布の扱いは新鮮で情熱的でした。
合同クラスの発表も笑顔があって体操を愛する気持ちが感じられ、暑さに負けない集中力でした。
*みんなで体操
キス先生のご指導、古川先生の通訳で、2013年のデンマークツアーで、デンマークのチームと合同発表した作品「18羽の白鳥」を
教えていただきました。80歳を超えていらっしゃるとは思えないキス先生の元気なご指導に、老いも若きも一生懸命についていきました。
10分休みの間に、今回配ったお菓子は20周年のお祝いとして特別にキス先生からのデンマークのチョコレートが入っていることなどの説明が村松さんからありました。
*発表U(7チーム)
ジムボールを使ったチーム、布を使ったチームとバラエティーに富んだ後半でした。ボールを4人一組で交差しながら投げて取る、という場面では、客席から拍手を頂きました。
初参加の自由学園の若い人達の演技はさすが。弾けるような若々しい演技に、皆手拍子で応援しました。
古川先生のご指導で、クールダウン。体操に準備にと一生懸命に動いた一日、心地よい疲れを感じました。
*講評
金子先生は、チーム一つ一つに、丁寧な講評を下さいました。その上で「1年間頑張って来たプログラム、それぞれが心に刻んだことと思います。そして同じ年齢の
グループばかりではなく、若いチームや中高年のチーム、いろんな年代の人達が一緒にやることが大事」とおっしゃいました。
キス先生は「今デンマークにない体操がここにある。体操に集中する姿が素晴らしい。若い人が動きが速いのは脳の働きが速いから。皆さんも出来るだけ物事を速く
考えるクセを付け、また今やっていることを続けた上に、更に新しいものを積み上げて下さい。」と激励されました。
そして話の最後には、隣の人と肩を組み合って、10回肩たたきをする、次に誰でもいいから相手を捕まえたらその肩を10回たたく、とまるでゲームの様。
みんなわいわい人の肩をたたいて回り、最後にキス先生の一言「さあ、これでみんな知り合いだ」 すばらしいご指導でした。
参加者の肩も、気持ちもほぐれたところで、予定より10分遅れの16時10分、交歓会はお開きとなりました。その後全体写真を撮り、三々五々仲間同士で、
またはキス先生と一緒に、カメラに収まっていました。
年齢も上がり、今日は特別に真夏日と天気予報で言われていたため心配していましたが、具合の悪い方もいらっしゃらず、無事に終えることが
出来ました。初めての係の上、いつもよりも規模の大きい交歓会になって不行き届きも多々ありましたが、会員の皆さんの助け舟のおかげで、
大波小波を無事に乗り切ることが出来ました。ありがとうございました。
(交歓会係 千葉 島村(記)
時間:12:00〜14:30
出席者:57名
20周年記念祝賀会は晴天に恵まれ、フランク・ロイド・ライト設計の建築で重要文化財となっている自由学園明日館にて昼食を
楽しみながら開催されました。係はこの日のために、知恵と力を尽くしてきました。
参加者は57名で、アンセルの産みの親であるキス先生とそのご家族、お忙しい中お越し下さった、向井先生、伊藤先生、曽我さん、
アンセルメンバー、懐かしのアンセルご無沙汰メンバーです。司会は村松さん。来賓の向井先生が迷子になり、菊池先生の乾杯か
ら始めるというハプニングもありましたが上手に進行出来ました。
キス先生も感銘を受けたという武満徹の「小さな空」を曽我さんが歌ってくださり祝賀会に花を添えてくださいました。遅れた向井先生の
ユーモア溢れるご挨拶や、会員の長島広美さん、宮坂さんの20年を振り返る意義あるお話、伊藤先生のアンセルを讃えるお祝のお
言葉などを伺いながら、良く食べ、良く飲み、良く話し和やかに会は進みました。
記念品の20年の活動を納めた動画を最高齢の山之内さんが代表して受け取りました。羽仁先生、堀内さん、菊池先生、古川先生と
キス先生との長い間の絆があって、私達が繋がり、改めて最初に打たれた楔を振り返り、歩いてきた道を思う時間は喜ぶべき格別な時間でした。
キス先生からはお祝いの言葉とともに、アンセルにふさわしい贈り物として、デンマークの木製オブジェのモンキーが会長に贈られました
。会長の古川先生から20年は、長い年月、これからのアンセルもまだまだ出来ることをしていこう!という気迫のあるお礼の言葉があり、
司会の村松さんの閉会の言葉でお開きになりました。
お庭に出て建物を背景に記念撮影。古川千春さん編集の動画を係だった島村さんの点呼を受けながら大きな声で返事をしてDVDや
ブルーレイを受け取りました。時間の制約が厳しい中、予定通り展示のユニフォームや写真を運びだしました。会の盛り上がりに見る時間が
なかったとの声も聞かれましたので、秋の合宿時に再度写真を展示したいと思います。
(20周年記念事業委員 並木泰江)
大雨の中を成田に到着と連絡がはいり所沢まで車で出迎える。皆さんお元気。見上げるようなラッセ。
今回古くからの友人宅の離れの1LDKを借用し、自分たちで好きに過ごしていただくことにした。若い二人は我が家のホームステイ用の部屋を使う。
夕食には日本風の普段のおかずを並べ、食べ方はデンマーク風に大皿に取り分け、ナイフとフォークで食べようと思ったが、キス先生に「お箸は? 日本風に食べさせて」といわれ、大急ぎで取り替える。何度もスコールして楽しい夕飯だった。
ラッセのお連れ、ラウアと話すうち、去年預かったオレロップ生・アントンと同じ高校だったと聞く。彼女はかねて私や家のことを聞いており、 「アントンの部屋ね」、とにっこり。初めて会ったような気がしない。翌日7時半の出発を約束し、1日目終了。
7時半に家を出て、池袋駅にて新幹線の座席指定を買う。品川駅まで5人で一緒に行き、広島に向かう4人を見送る。キス先生と私は平和島に 向かう。平和島で私の体操のクラスを見ていただく。午後は、秋月さんも一緒に、横浜みなとみらいを散策、夕方、古川先生にバトンタッ チ。 (村松 恭子) キス先生は歩いて古川家へ。疲れていただろうに、スーツケースを自分で引いていくと言って聞かず、頑張って10数分。我が家に戻ったような顔で、 くつろぎ、いつものように洗濯物を入れるカゴとタオルを渡し、小さな部屋に落ち着く。 (古川 幸子)
キス先生を深川江戸資料館と清澄庭園へ案内することになりました。同行するのは小澤英子さん、秋月とし子さんの妹さんの秋月せつ子さんと 清水美千子でした。
当日10時20分に横浜の待ち合わせ場所で小澤さんと私が待っていると、古川先生に送られてきたキス先生は元気いっぱいでした。再会を喜び、 早速京浜急行・大江戸線を乗り継ぎ(大門駅で秋月せつ子さんと合流)清澄白河駅で下車し、深川江戸資料館へ向かいました。この資料館は 江戸時代の深川佐賀町の街並みを実物大で再現しており、30分程で一日の移り変わりを音と光で演出しています。
キス先生を見て女性のボランティアガイドさんが英語で案内をしてくれました。肥料問屋、春の野菜・漬物・卵などを並べた八百屋、米屋では 唐臼という器械で精米を体験。船宿や庶民の住む長屋に入ってみたり、長屋の住民の共同スペース(井戸、便所、ごみ溜め、稲荷など)、 天ぷら屋や二八そばの屋台など親切なガイドさんの楽しい説明で町を一巡りしたら2時間が経っていました。キス先生が「とても面白かった! そしてガイドさんが素晴らしく良かった」と言ったのでアンケートにそのように記述し提出しました。この資料館は外国人だけではなく、 日本人にも十分に楽しめるのでお勧めです。
ランチはお寿司屋で全員チラシ丼(キス先生は甲殻類のアレルギーがあるので除いてもらいました)。食後、楽しくおしゃべりをしていたら 3時になってしまい大急ぎで清澄庭園へ。この美しい庭園は岩崎家三代が築いた明治の代表的「回遊式林泉庭園」で、その日は非常に良い天気で 気温も30度以上だったのですが湿度が低く、池の周りを歩くのはとても気持ちが良かったです。しかしベンチに座るとき、我々日本人は日陰を 選びますがキス先生は日当たりの良いベンチを選んで座るのです。さすがデンマーク人! 時間が足りず、残念ながら池を一周することが できませんでしたが、池の鯉や亀、アオサギなどを見ながらのんびりと過ごすことができました。
帰る前に、秋月せつ子さんおすすめの清澄白河に2015年2月にオープンした「ブルーボトルコーヒー 日本一号店」でコーヒータイム。 若い人に人気のアメリカ的な天井の高〜いお洒落なカフェでした。
キス先生を送って横浜駅に着いたのが6時15分。古川先生が迎えに来てくださっていました。
一日で歩いた歩数は12,000歩以上になっていたので「疲れたでしょう?」とキス先生に聞いたところ「体は疲れていないが、一日中英語を しゃべったので頭が疲れた!」そうです。
キス先生のおかげで、私達3人も楽しい一日を過ごすことができました。
“Mange tak, Kis!” (清水 美千子)
金曜日は休養に当て、自由にして昼寝もしていた。
嵐山の交歓会合宿に参加。甥たちが京都から自力で嵐山に到着。合流して部屋に落ち着く。 夕飯後は菊池先生 西村はるみさんが 用意してくださったワインを 飲みながら歓談した。キス先生は疲れていたので早めに部屋に戻り、私が戻った時は寝ていた。
交歓会では「18羽の白鳥」を指導。歌いながらの体操に皆の笑顔があふれた。終了後、古川の姉家族と小淵沢の別荘に滞在。 そこで草刈りなど一緒に働らき、夜は姉たちと母の思い出話や最期の様子を話した様子。28日夕方ひばりヶ丘 村松家に送り届けてもらい、 古川が迎えに行き横浜に戻る。
アンセル20周年の祝賀会出席。終了後甥たちと池袋に出て、西武のスポーツウエア売り場で、あっという間にセール品の中から 黒の体操用パンツを見つけ購入。夕方甥たちと別れて横浜へ戻る。 (古川 幸子)
上野公園口に10時に集合して、キスファミリー5人とアンセルメンバー(清水・小澤・一之瀬)と秋月せつ子さんの9名で観光。 まず東京国立博物館「特別展 美を紡ぐ日本美術の名品―雪舟、永徳から光琳、北斎まで―」を午前中鑑賞しました。日本の美に感動して くれたかな?
博物館前噴水広場で折よく開催されていた素晴らしい[さつきの盆栽展]を見る事が出来ました。(6/2日迄開催)
意外と知られていない「上野の大仏」。関東大震災で壊れ、その後戦争で体の金属は提供され現在は顔だけの大仏になり、これ以上落ちない為、 合格祈願のシンボルになっています。
東京駅前新丸ビル5階「酢重ダイニング」にておばんざい定食、暑かったので皆でビールやジュースで乾杯!!・・・牛味噌の肉の小さい事、 若い人には物足りなかったかも?箸の使い方は皆さんお上手です。
次は皇居見学、桜田門から皇居東御苑に向かいました。音楽堂や天守台を見てから「KITTEビル屋上庭園」に行きました。 ここで是非東京駅屋根の素晴らしさと新幹線や山手線の在来線が行き交う所を見て欲しくて案内ました。キスファミリーの皆様、 「途中疲れていない?」と聞くとぜんぜん大丈夫と答えてくれるのでタフだなあと思いました。少し気も使ってくれているのかな? 最後にビル内のメリーチョコレート併設の喫茶店でティータイム。 コーヒーに添えてあったチョコが美味しかったです。その後キス先生を清水さん達が送って、それぞれ解散となりました。
古川先生が滞在費用の中から今回の見学の為に提供して下さいました。楽しい一日と思い出を有難うございました。 (一之瀬 留美子)
夕方 在日デンマーク人でかつてのキス先生の教え子の Erik(日本デンマーク協会で親交がある) の招待で、菊池先生も一緒に西麻布の 《権八》へ。このお店は小泉首相がブッシュ大統領の接待に使ったという高級居酒屋。日本人は少なく、 周りは外人が多かった。 (古川 幸子)
最後の晩は5人そろって横浜で古川先生一家と過ごすことになっていたが、前日になってキス先生がその前に若い人たちにお茶を経験 させたいと提案がある。念のため本人たちの意思を確認すると、ニコニコと「もちろん!白い靴下も持ってきた。」との答え。白い靴下? ??察するにサンダル履きで歩き回った素足では茶室には上がれないとキス先生に教育されてきたのだろう。
横浜に行く途中で茶室のある公園は新宿御苑、浜離宮、などと思い巡らすが、キス先生の意には反しているように感じる。 どうしようかと考えながら歩いていると、ご近所のお宅で丁度奥さんが庭の手入れをしているのに行き会う。この方はお茶の先生。 あっ!とひらめき事情をお話しすると、「まあ早くお聞きしたら準備もしましたのに、明日は外出の予定で。」と断られた。 今日の明日ではね、と言いつつ「白い靴下」の話をすると「まあ」としばらく考えられ「それでは私もお引き受けしませんとね。 昼には出かけるので、10時から11時なら」と言ってくださった。思わず私は最敬礼。
翌朝4人と連れだって伺うと路地には水が打たれ苔がぬれて光っている。引き戸を開ければ香が焚かれ釜には湯の沸く音。 4人は白い靴下を履いて神妙な面持ちでお茶をいただく。
「やってみますか?」と聞いていただき、ラッセとラウアは見よう見まねでひしゃくを取り上げ、茶碗に湯を注ぎ、茶筅を振ってみた。
座るのは畳の線の真ん中?この四角はなに?この天井の飾りは?など次々と質問。茶室は木、竹、紙、土など、自然の素材でできた建物。 茶道はお茶の味だけでなく四季の自然と人が一体となり主客呼吸を合わせて、ひと時を楽しむもの、などの説明をしていただいた。
二畳の小さな茶室も見せ下さり、高い身分の人でも身を小さくかがめてにじり口から外とは別の世界に入ってくるとの説明に 「より濃い交わりになるのですね。」と納得の感想を述べていた。日本らしさのあふれるおもてなしに、よい時間を過ごしていただけた。
キス先生の日本への熱心さを、若い二人も素直に受け止めていることに感心、ご一緒した私も茶道に改めて気持ちを動かされた。
それにしても「白い靴下」の威力!!! (村松 恭子)
ひばりヶ丘で茶道体験した甥たち・村松さんと、午後に横浜で合流。娘のしのぶとラウラは浴衣に着替え、皆で近くの浅間神社のお祭りに 出掛けた。ハンドボールをしていたラウラは体幹がしっかりしていて、着付けの時も微動だにしない、と着付けをしたしのぶ。たくさんの 夜店を見て歩き小さな神社でお参り。前の人のやり方を見て神妙に賽銭箱に小銭も入れていた。思いがけず日本の文化にふれてもらえた。 その後古川家の皆と夕飯を共にした。(あいにく主人は会合のため欠席)甥たちは村松さんとひばりヶ丘に帰り、キス先生は古川家に 戻った。
アンセルの練習があったので、横浜駅でリムジンバスにキス先生を乗せて、別れた。成田まで行かれず申し訳なかったが、帰国後直ぐ 無事に帰国したとお礼のメールが届いた。
今回も多くの方々にご尽力いただき、キス先生も充実した日々でとても喜んでいました。ことに最後の1日は忙しかったけれど、若い2人に 少しでも日本の文化を感じてもらいたいというキス先生の思いを知り、 実現させてあげられて良かったです。 アンセルから接待の費用を いただきありがとうございました。彼らもとても感謝していました。デンマークに行く機会があったら是非訪ねて下さい。どうも有難う ございました。 (古川 幸子)
参加者: 1日36名 2日39名 合計75名 うち宿泊者 26名
10月とは思えないほど暑い気候で大型扇風機がフル稼働の中、今年は開始時間を10時からにして、11月の体操フェスティバル・ヨコハマ
発表に向けた練習が主になりました。参加者の中には来年のデンマークツアー参加のため、新潟や九州から参加された方もいました。
1日目は村松副会長の開会挨拶から始まり、午前・午後と古川先生に発表作品「HORIZON」の部分練習・通し練習などを繰り返し指導して頂きました。
昼休みには20周年祝賀会の時にゆっくり見ることが出来なかったデンマークツアーの写真や、今までの懐かしい関連写真を壁に掲示しました。
午後の練習終了後、4時からは希望者で布を使った動きを古川先生の指導のもと試してみました。
夕食後は部屋で休む人、ロビーで歓談する人など、それぞれにくつろぎました。
2日目は大塚先生の講習を20分ほど受けた後、昨日に引き続き古川先生のご指導で発表の練習をしました。体操の練習は午前中で終了し、お昼を
済ませて1時半に音楽室に集合しました。西村はるみさんのご紹介で、宮浦清先生をお迎えしての「音楽呼吸法について」の講習を受けました。
宮浦先生は自由学園のご出身で、小学生の時には菊池先生のもとでデンマーク体操もなさったと自己紹介をされ、皆さんも先生を身近に感じたのではないでしょうか。
普段の呼吸は‘無意識呼吸’と言って肺に少し空気が残ります。腹筋を使ってゆっくり長く息を吐くガス交換率の高い呼吸(理想は1分間に
4回程度)が脳内の神経伝達物質であるセロトニンが増えて活性化され精神も安定し身体に良いのだそうです。そこで音楽呼吸法の3つのキーワード
【健康・呼吸・音楽】を踏まえ、「音楽を乗りものにする」ことを教えて頂きました。
@腹式呼吸法 A横隔膜呼吸法 ?童謡唱歌音楽呼吸法 Cブレスメーター呼吸法 D嚥下筋強化呼吸法 E発声調整呼吸法 F俳句・川柳朗読呼吸法
これらをDVDの映像と音に合わせて声を出したり、4小節口から息を吐き2小節鼻から吸いながらお腹を膨らませたり凹ませたりしました。
特に誤嚥性肺炎を防ぐための嚥下筋強化は、オクターブでiとOの発声を繰り返すことで鍛えられます。また、童謡や川柳で呼吸法
が出来るなんて楽しい!!とみんな感じたと思います。
講習の後は宮浦先生のサキソフォンの生演奏、中島みゆきの「糸」など、アンコールも含めて3曲聞かせて頂き、大きな拍手で講習は終了しました。
最後に会長として古川先生から宮浦先生の講習のお礼と今年の秋合宿の締めくくりとして以下のご挨拶がありました。
「この度の講習では、宮浦さんには私の希望を取り入れて会員に適した内容をご準備いただいたこと、宮浦さんをご紹介くださった
西村はるみさんと送迎してくださったはるみさんのご主人様 、一之瀬さんのお嬢さんのご助力に深くお礼申し上げます。
菊池先生に『皆頑張っているが、70・80・90 歳の人のことが分かっていない』とアドバイスを頂きました。プログラムには敢えて
ある程度の刺激となる、少々頑張らなくては出来ない速いテンポや動きの質を、と考えています。今回の合宿では、久しぶりに一日半という
長時間の集中した練習で厳しかったと思いますが、 この間一回もベンチで休むことなく動かれた90歳を超えたお二人には驚き感心しました。
ご自分の体調に合わせ、Doing my best その時自分が出来るベストを尽くしましょう。休むこともベストのうちです。家に着くまで気を付けて
お帰り下さい。」
多くの方に助けて頂き、2日間の合宿を終えることが出来ました。不手際もありましたが事故もなく、充実した時間を過ごせた事に感謝します。 皆様ご協力ありがとうございました。
(合宿係 一之瀬瑠美子 來千代)