過去の活動報告
2012年
時間: 16:30〜19:15
出席者:41名
昨年に引き続いて係である長島幸子さん、秋月とし子さん、せつ子さんご姉妹のお世話で有楽町の東京国際フォーラムの地下にある京おばんざい料理の
レストランを貸し切って新年会が開かれました。
通常総会を終えて、それぞれが小集団でJR、地下鉄、バスなどで移動して集合。今年は5人の先生方が、J(羽仁淳)、H(堀内)、K(菊池)、
M(村松)、F(古川)の5つのブロックに分れて座り、会員はくじ引きでブロックが決められて座る方式がとられました。
堀内会長の元気なご発声でアンセル14年目のスタートを祝っての乾杯。京料理のフルコースを、飲み放題の各種飲み物と共に賞味しながら歓談しました。
宴たけなわの合間に係の秋月さんが、今年もクイズを用意され、問題は「JR山の手線の29の駅名を有楽町から順序正しく書きなさい」でした。
ブロックごとに配られた用紙に回答を記入しました。4つのブロックが正解でしたが、Fブロックは不正解で8名がバツゲームで指示された歌を合唱しました。
次に各ブロックでジャンケンをして、負けた人が代表でスピーチをしました。M島村正さん、J牧さん、H堀内さん、F伊藤さん、K山之内さんがそれぞれ
ユニークなスピーチをされて一同拍手喝采でした。
和やかに楽しんだ会も予定時間を45分も過ぎ最後に羽仁名誉会長が「アンセルも14年。昨年もいろいろな会で発表をして大変よかった。上手下手は関係ない。
皆さんのレベルは判っているので決しておこりません。みんなで気楽に楽しく、元気にやりましょう。」のお言葉で閉会解散となりました。
係のみなさま、大変有難う御座いました。
於:横浜市東戸塚地区センター
参加者:有志多数
3月上旬に当ホームページを見たNHKディレクターから連絡があり、東山魁夷画伯の番組の制作にあたり、画伯が体力作りに毎朝の日課にしていた
「デンマーク体操」の紹介のため、練習風景の取材要請がありました。急な話でしたので、アンセルのファミリーグループであるYEKの練習日に会員有志に
集合して頂き、羽仁名誉会長、堀内会長も参加の下、古川先生指導の体操演技の撮影と、YMCAでのデンマーク体操を通じて交流のあった
(コラムNo.3『東山魁夷画伯とデンマーク体操』参照)
堀内会長のインタービューが行われました。
番組の放映は4月25日、21時からBSプレミアムの「極上美の饗宴<希望へ続く道〜東山魁夷の東北〜>」という番組でした。画伯の代表作である「道」の
モチーフとなった東北を訪ね、名画誕生の秘密を探るという主題でした。その中で画伯のエピソードとして、体力作りのためアトリエに置かれた腹筋運動のための
長椅子台が写された後、毎朝2時間やっていたという「デンマーク体操」の紹介として、私たちの練習風景が放映されました。皆さん何時も通りの体操を
していました。終わりに堀内会長の画伯の思い出を語るインタービューで"とっておきポイント"が終わり、主題に戻りました。
1時間の内 正味70秒の放映でしたが、私たちのデンマーク体操が初めて公共放送で紹介されたことは大変意義深い事でした。
この番組から編集した動画を、許可を頂いて本ホームページの「動画ギャラリー」に掲載しましたのでご覧ください。
参加者 58名(うち宿泊40名)
吹く風も心地よい5月の19・20日、アンセルの2012年合宿が行われました。今までの中で一番早い時期の合宿です。
一日目の最初はアンセル名物、堀内会長の元気な体操です。大きな掛け声とともに体を曲げたり伸ばしたり。体がぱっと目覚めてゆきます。
次は古川先生の手拭いを使った体操で肩や上半身を柔らかくほぐします。そしてお手玉のプログラム。手具としてはおなじみになったお手玉ですが、
難易度も少し高くなり、後ろ向きになって正面が変わるとみんな分からなくなって右往左往、たっぷりと汗(冷や汗?)をかきました。
午後は研修棟の301号室で、はじめにホームページを見てない方のために、先日NHKで放映された「極上美の饗宴」から編集した「練習風景」を見た後、
古川先生が3月下旬から4月上旬にデンマークへ行かれた時に撮影して下さったDVDを見ながらお話を伺いました。「地域チーム50周年記念大会」での10年ごとに
時代を追った体操のスタイルの変遷や、中高年のチームのパワフルな練習風景、養豚場のかわいい子豚や野生のシカの群れなど、興味深い映像を駆け足で見せて頂きました。
体育館に戻ってからは羽仁先生・菊池先生のご指導で、今年の基本体操プログラムを練習しました。昨年のものをバージョンアップされたプログラムですが新しい動きも
入ってきました。羽仁先生がよしとされる動きへの道のりはなかなか遠く、皆で心を合わせてしっかり練習に励まなければと思いました。
午後のラストは古川先生の、デンマークで出会った動きを随所に取り入れたプログラム。女性ヴォーカルのシャンソンに合わせ、ひらりひらりと楽しく動きました。
夜はミーティングもなく、ロビーでお酒を飲みながらお喋りしたり、部屋でゆっくりくつろいだりと思い思いに英気を養いました。
2日目は9時に集合して外回りの施設見学です。ヌェック側のボランティアさんが来ないというアクシデントがありましたが、ウオーキング指導員の資格を持つ幹さんが
ストレッチから始めて皆さんをリード、短い時間でしたが爽やかな外歩きを満喫する事が出来ました。
体育館での最初の運動は若手の大塚先生です。二人組で手を合わせたりくるくる回ったり、ボールを投げたり転がしたり。溌剌としたご指導に、会員からも楽しかったという声が
たくさん聞かれました。
アンセルの合宿に2年ぶりにいらして下さった飯塚規文先生、今回の講習では、‘ボールを使った身体づくり’をテーマに、ボールの使い方の基本(つぶす・転がす・止める)と、
それを応用して胸椎・肩関節・肩甲骨などの胸回りや股関節のコンディショニングを分かりやすく丁寧に教えて下さいました。特に股関節の内旋・外旋は、ボールを使う事により
体の他の部分も連動して動く事が良く分りました。難しい運動ではないので、私達も家で気軽にトレーニングしていきたいと思いました。アンケートの中で、
腰や膝に痛みを抱えながら合宿に参加したが、飯塚先生の講習で楽になったという声を何人からも頂きました。
古川先生のクールダウンの後、羽仁先生の「快適な気候の中で家庭を忘れて色々な勉強が出来た2日間でした。この合宿での勉強を活かして、上手、下手は抜きにして、
楽しく今年も体操をしましょう。」とのお言葉を頂き、2012年合宿は閉会となりました。
今回ははるばる津市から岡村先生、名古屋から前田先生をお迎えする事が出来たのは、アンセルにとって嬉しい事でした。お二人の先生、遠いところを本当にありがとう
ございました。会員の皆様にも、お一人お一人のご協力で今回の合宿が滞りなく終わりました事を、係としてお礼申し上げます。
合宿係 牧みゆき・島村しのぶ
時間:13:00〜15:00
出席者:41名
昨年にひき続き、涼しいデンマークから真夏の東京へ、1年ぶりにリッタがアンセルを訪ねてくれました。
リッタとは2年前の彼女のデンマーク帰国以来、夏ごとの再会です。
去年もー昨年のお別れ会も、暑い日でしたが、今年も負けず劣らずの一日でした。
午前中は武蔵小山の目黒中央体育館で、土砂降りのにわか雨の中、ほとんど欠席者もなく集まり、みっちり汗を流す練習の様子を見てもらいました。
雨も上がり、会場を大岡山の『味庵』に移し、堀内会長の乾杯の音頭で再会を祝し、楽しく賑やかな中華の会食となりました。
リッタからは、『素晴らしいアンセルのみんな』に会うのを本当に楽しみにしていたこと、また会えてうれしいと挨拶があり、日本語も交えながら
パソコンとプロジェクターを駆使して、現在働いているラナスの教会の様子や、来日してから行った、岡谷の太鼓祭りの様子を紹介してくれました。
また今年4月に古川さんがデンマークで撮った、リッタの案内する教会の動画も拝見しました。
美しいデンマークの景色や、教会での活動の様子もさることながら、リッタの感性を通して語られる日本にも、皆興味深く耳を傾けました。
松本のご実家に帰省中の木下澄代さん(デンマーク在住、元横浜YMCAメンバー)が今回のリッタの『日本の旅』をサポートしておられ、会食にも加わって下さり岡谷のお話、
昔懐かしいラジオ体操の話、来夏アンセルのデンマークツアーでぜひ訪れたいスケーエンSkagenの話など話題はどんどん広がり尽きることがなく、
たっぷりとしたお料理にも大満足で、名残を惜しみつつ、来年デンマークでの再会を約束してお開きとなりました。
後日リッタからは「本当に楽しかった、ありがとう」とお礼が寄せられました。
(村松 記)
於:武蔵小山 目黒中央体育館 時間:9:30〜11:50
参加者: 44名
昼食会
於:目黒アトレ 『 由庵 』 時間:13:00〜15:00
参加者: 49名
9月7日より来日中のキス先生と甥御さん夫妻をお迎えしての歓迎講習会と昼食会は大勢の参加で、
賑やかに旧交を温めた一時となりました。
今回は2006年にアンセルがハデスレウのランドステウネに参加後、築200年のお宅にお招きいただき、デンマーク式のバーベキューをご馳走になった甥のツゴォルスご夫妻が ご一緒に初来日されました。
午前中、まずは来年ランドステウネで発表する、現在練習中のアンセルの基本体操とお手玉、コンパスのプログラムを見て頂きました。
今回の講習は来年ランドステウネでキス先生率いる『からだと文化』のグループとアンセルと一緒に発表をしたいという考えのもと、キス先生の体操の意図を理解して
動けるようにと準備をしてくださった内容でした。
私達が年を重ねても俊敏でいられるように、素早く自然に歩くために大切なこと、息をたっぷり吐くことと、みぞおち部分をしっかり意識することで肩が柔らかく大きく
動き、それによって脳への血流が促されて認知症になるのを遅らせることが出来る、等など、相変わらず驚くばかりパワフルに、そして熱心にご指導くださいました。
会場を目黒に移しての昼食会には、久しぶりに古川家の長女のしのぶさんや長男一久君、2002年、2006年ツアーに参加の広川芽衣さん、オレロップから自由学園に
指導のために来日しているトーマスとマリーエなど若い人々も集いました。
再会を喜ぶ声がそこここでわきあがる中、羽仁名誉会長の乾杯の音頭で和気あいあいと始まりました。
キスは、日本へ来る時はいつも『家族のもとへ帰って来た』と感じていること、同時にデンマークの家族にも一緒にそれを味わってほしくなる、と日本への強い愛着の気持ちを 語られました。会長始め、参加者全員にプレゼントを用意してくださり、その中のバラの絵は、近年親しくしている友人の女流画家が描かれたもので、バラはすくっと首を伸ばして 立ち、華やかな美しさと香りを周囲に広げている、アンセルもそのようだからと言って下さいました。。
来年のアンセルのデンマークツアーに向けて、いろいろと準備を進めていて下さることも伺い、皆の気持ちも高まりました。
食べきれないほどのごちそうに舌鼓を打ち、古川さんが出演の『幻のラジオ体操第三』の録画も楽しみ、最後に堀内会長の音頭による一本締めで、キスたちの広島への旅の幸を 祈ってお開きといたしました。
(村松 記)
4年ぶりに来日されたキス先生は、初来日の甥御さん ツゴォルス、イエッタご夫妻を同行されて、9月7日(金)から21日(金)まで滞日されました。
「アンセル」並びにアンセル会員有志の活動状況を、受け入れ窓口としてお世話された古川幸子先生の日記抄録で報告致します。
16日〜17日 広島ホテルサンルート
18日〜19日 大阪 旧知の高西正先生宅
20日成田空港東急ホテル
7日(金) 成田着 市川の有志5名と古川が空港でお迎え
ジャパンJRパスをバウチャーからカードに替え、カードで電車に乗れるように用意。これからの生活に必要な情報を優先順位を考えて小出しにし、指定席などの手配をし、 綱島の狭い部屋にて珍生活をスタート。
8日(土) 横浜観光
水上バスで山下公園へ、18000歩あまり歩いてみなとみらい散策。古川家一同集まり9名で町内のおそば屋さんで歓迎夕食会。
9日(日) 自由学園見学、日本の両親を訪ねて清瀬へ
村松さんの案内で自由学園を見学、清瀬で古川の両親、1978年来日の際、6ヶ月を過ごした懐かしい家を4年ぶりに訪ね年老いた両親に会い、姉の家族も加わり9名が集まり夕食。 いつも手作りの料理でもてなしていた母は「キスの好きな煮なすを作ってあげられなくて残念」と昔を懐かしんだ。
10日(月) ツゴォルスとイエッタはロータリークラブのミーティングへ、キスはYEKの体操へ
キスはYEKの体操を一緒にし、発表の練習が始まると端っこに座って居眠り、かなり疲れていた様子。午後は古川家へ
11日(火) 皇居、新橋、浜離宮、水上バスで浅草、浅草寺から歩いてスカイツリーへ
午前中、村松さんの案内で皇居、新橋のからくり時計を見て市川の体操を終えた古川とアンセルメンバー8名と合流、一之瀬さんのアレンジで42階の「なだ万」で昼食、リッタのお別れ会の時の ルートを急ぎ足で回り、その時はできあがっていなかったスカイツリーまで歩いた。
この日も15000歩以上歩いていた。帰りの電車は居眠り。
12日(水) 島村夫妻のアレンジで鎌倉へ 小原さん、清水さんも同行
連日の充実した観光と暑さでかなりくたびれていたキスを考えて、日陰で静かなコースの杉本寺、報国寺、浄妙寺を散策。
浄妙寺内の石窯ガーデンズで洋食の昼食。鶴岡八幡宮参拝ののち、 小町通りで初めてお土産も買っていた。とても喜んでいた。
夕方から 国技館にてお相撲を見学
キスの希望で急遽予定を変更しお茶のお点前見学と国技館で実際の取り組みをみることが出来た。一日秋月さんも同行してくださり夕方から古川も合流しお相撲をみた。
打ち合わせ方々朝食に呼ばれ綱島へ行き,翌日の講習会の準備を一緒にした。 ツゴォルスとイエッタは簡単な位置関係だけ教えて、二人で出かけた。キスは一人で綱島で休み,夕方、都内観光してきた二人とキスと合流、横浜で会った。
15日(土) アンセル講習会、昼食会 (最新の活動報告参照)
武蔵小山駅で待ち合わせ、目黒区民中央体育館 剣道室にて体操。目黒駅アトレで昼食会、その後「雅叙園」へ。
16日(日) 広島 宮島へ
古川長男の車で新横浜へ送り、新大阪乗り換えで広島へ、古川はのぞみ利用で後から発って、先に広島に着き下調べをして出迎えた。台風が近づいていたのでその日のうちに宮島に行った。
帰る頃雨が降り始めたが広島に着いた時は晴れていた。
夜はお好み焼きをいただく。
17日(月) 平和記念公園、記念館 アンデルセン本店にて昼食
時折ひどい土砂降りの雨にあったが平和記念公園、原爆ドーム、記念館と3時間かけてツゴォルスとイエッタはイヤホンガイドを聞きながらじっくり英語の説明を読み、キスも説明を読んで わからないことは古川に質問してきた。アンデルセン本店のレストランでサンドイッチセットのランチを、アンセルから講習のお礼をいただいたからと、ご馳走してくれた。
古川は夕方横浜へ帰った。
18日(火) 新大阪へ 高西先生のお迎えでご自宅へ
行きの新幹線に置き忘れた忘れ物を受け取り高西先生のお宅へ。高西先生は村松さんとオレロップの同期生で、来年のランドステウネにはDGI(デンマーク体操協会)から招待を受けている方。
19日(水) かつてビボーに留学していた中山昌子さんのご案内で奈良へ
あちこち連れ回され、結局、京都には行かれなかった。くたくたになったとキスは苦笑い、ツゴォルスたちは市庁舎で普通に働く人々と一緒に食堂で食事をしたことで普通のツーリストでは こんなにいろいろ体験出来ることは無いと、さすがにポジティブなデンマーク人。
20日(土) 新大阪から品川乗り換えで成田へ ホテルへ
高西先生に送っていただき新大阪から品川乗り換えで成田エクスプレスにて成田へ。
夕方には着いてホテルで古川と会って最後の和食というリクエストで“金目鯛の西京漬けセット”にワインをいただいた。
21日 (金) SASで帰国の途に着いた。
29日(土) 帰国お礼のメール
無事に帰国し、「皆さんとは心温まる時をまた過ごさせていただき、本当に心に残る旅だった。とても感謝している。」とのメールが届いた。
参加者:103名(10チーム)
午前中定刻にそれぞれのチームの仲間が集合して、場当たりをすませてから昼食をとり、発表に臨みました。リハビリ中の会員高嶋さんも久しぶりに見学にこられました。
開会のご挨拶は村松先生が先ず堀内会長のメッセージを読み上げられました。交歓会も通算して今回が第39回になること、これまでの経緯などが述べられ、今後ますますの
発展を祈念されましたがその場に会長が居られるようで温かいものを感じました。
準備体操は菊池先生のご指導で、必要且つ十分なコンパクトな15分でした。
10チームの発表が第1部、第2部に分れて行われました。この日のために最善を尽くし色々な動きを披露しました。懐かしい方々のお顔、上手下手無く一年に一度の発表。
嬉しく思います。
今年は丁度デンマークのオレロップ国民高等体操学校から、自由学園に指導に派遣されている21歳の若さあふれる、マリーエとトーマスの二人が参加され、第1部と第2部の間の
「みんなで体操」の講習を指導。若い二人の講習はテンポが速く息を荒げ、ついていくのが、大変でしたが、アンセルのメンバーは流石!と思いました。
また第2部の中で、二人のデュエット演技も披露され、溌剌とした可愛いさと、ダイナミックな動きに圧倒されました。
アンセルは発表の前にみんなで前日習ったばかりのラジオ体操第三をやりました。本番の発表は2日間の特訓の成果が出て最後を飾ることが出来たと思います。
最後に古川先生の整理運動で締めくくって終了しました。
伊藤先生の講評:
「年1回の交歓会に参加して、皆さんがよい歳のとり方をされて体操を楽しんでいる事が分りました。文京チームのみんなの手拍子で楽しんだ体操、静かさと優雅な雰囲気の
ジョイフル・リフレッシュの体操、最後の基本が大事と示す羽仁先生の体操、等など。この場に来れば昔と変わらぬ仲間が、元気に体操している姿に逢えることは
なによりも嬉しく、素敵な存在です。年々発展している一つ一つのグループに拍手を送ります。」
羽仁先生の閉会の辞:
「もうこれで終わってしまうのが残念な気がします。皆さんよく頑張りました。三つも四つも違う体操をよく覚えました。皆さんは決して痴呆症にはなりません。
上手下手は関係がないと言ってきましたがチームでやる時はみんなが揃ってやることが大切です。今年はデンマークの若い二人が参加して、国際親善交歓会となりました。
また来年も元気でやりましょう。」
遠路はるばる参加の皆さんのために4時には終了をとの要望を心がけましたが、無事クリア出来ました。皆様のご協力あっての事と、心より厚く感謝申し上げます。
そして何よりも体調をくずしたり、怪我をしたりする人もなく無事終了、有難く嬉しく思いました。
来年に夢を馳せ、体操を楽しみ、頑張りたく思います。
[交歓会係 都丸・村野・杉浦(記)]
今年の総会で、三重県健康体操連絡協議会の理事長の岡村千枝子先生から、津市で行われるこの大会に招待出演を要請されていることが披露され、その後委員会で、
アンセルの公式行事として参加することが決まり、今回実現の運びとなりました。折角の伊勢遠征の機会ですので前日に「お伊勢さま参り」の旅も計画され、有志の参加を
募りました。
参加者: 27名
それぞれが新幹線で名古屋駅に集合し、手配の貸切バスで出発。東名阪道を進み、途中で若干の渋滞に合いましたが、車中で持参の昼食を取りながら伊勢道に入りました。
予定より40分遅れで外宮に到着。先着の泉谷さんが迎えてくれました。泉谷さんは信仰心厚く伊勢神宮崇敬会の正会員で、正装して私たちの案内をして下さいました。
外宮(豊受大神宮)は広大な敷地の中に鬱蒼と茂った杉の巨木を見上げながら参道を進み、正宮へ。正宮の御垣内(ミカキウチ)参拝は正装が必要で、神官に先導されて
厳かに参拝する泉谷さんを垣根の外から拝見しました。
再びバスで内宮(皇大神宮)へ移動。土曜日でもあり観光バスが一杯。入口の宇治橋は交通整理をするほどで、下を流れる五十鈴川の清流を見るのも大変でした。
橋を渡って御手洗場で五十鈴川の清流で手を清め、玉砂利の参道を進んで石段の上にある正宮へ。石段下まで長蛇の列でした。上まで登らずに下で参拝した方も多かった
ようですが、羽仁先生は上まで登り、泉谷さんに伴われて御垣内参拝をされました。
来年は20年に一度の遷宮の年であり、既に新たなお社の建設が内宮、外宮とも新御敷地の白幕の中で行われていました。
鳥居に拝礼してお社を後にし、近くのおかげ横丁を散策、土産物や軽食を楽しんだのち
駐車場に集合。一路宿泊の津都ホテルへ。無事目的の「お伊勢さま参り」を終えました。
時間:9:30〜16:30
参加者: 38名
前日からの宿泊者はホテルから徒歩で、当日の新幹線で参加の方々も小雨の中を定刻までに会場に集合。5月のアンセル合宿に参加されて顔見知りの岡村先生が
当大会の実行委員長をなされており、あたたかく迎えて下さいました。
開会を前に参加全チームが整列し、定刻に主催者のご挨拶で開会したのち、参加43チームの紹介がありました。殆どが県内のチームでしたが、県外からは名古屋、
常滑と東京からの我々でした。
準備体操のあと、発表は午前の部22チーム、午後の部21チームで行われました。よそのチームの発表を見学出来ることも遠征の大きなメリットです。
大部分は女性だけのチームでしたが中に男性がちらほらのチームもあり、更にはシニア男性だけのチームや障害を持つ方たちのチームも出場しており、勉強になりました。
アンセルとコンパスは昼休みを利用して少し場当たり練習が出来、本番に臨みました。先ずコンパスが午後の部の32番で登場。流れるような動きの中に強弱のリズムを表現し、
移動、転がりをいれた複雑なプログラムの作品を披露しました。沢山の拍手を頂き感謝です。
アンセルは38番目に「お手玉」、引き続き39番目に「基本体操自由自在」を演じました。交歓会で発表したプログラムですが、いずれも未完成の部分がありましたものの
「お手玉」では二人組でのやりとりのところ、「基本体操」では跳ね起きのところで拍手を頂きました。招待チームという多少の緊張感がありましたので、無事発表を終え、
一同ほっとしました。
予定時間に終了し、それぞれのグループ毎に帰宅の途につきました。
大会中お世話いただいた岡村先生はじめ三重の方々、遠征の計画と実行を指揮された古川先生とお手伝いの方々に厚く御礼申し上げます。
参加者:66 名(内アンセル 23名)
2007年からこの会の参加がアンセルの公式行事となり、今年は6回目の参加です。天気が下り坂で寒さが心配でしたが、まずまずの暖かさでした。
午前10時 開会の挨拶で鈴木英夫先生より本日の講師の紹介がありました。
午前の部は「からだを探る」のテーマでさくら鍼灸整骨院の鈴木拓先生とスタッフによる講義が行われ「膝と股関節 実践・理論」について、パワーポイントを見ながら
一つ一つ説明されました。
“まず自分の膝の動きを知ること“モデルの先生がお手本を見せてくれました。体操の時に云われるように曲げた膝がきちんと足先の方向に向いているか、膝の角度は90度、
足先より前に出過ぎていないかなど、6人ほどのグループになりさらに二人組になって確認しました。足首、股関節、おしりの筋肉にも関係していることを説明されました。
次にこれは昨年もやりましたが呼吸法です。胸に息を入れるようにしお腹は背中につくようぺっちゃんこにして息を吸います。吐く時もお腹はへこんだまま腹圧をかけるように
して息を吐きます。お腹に触って硬くへこんだ状態で吸ったり吐いたり、難しかったです。この呼吸法を基本にして手足の動作をつけます。スタビリティートレーニングで体幹を
鍛えるもの。スタッフの先生からは「皆さん出来てます。さすがです。」とお褒めの言葉でした。これらのトレーニングで体幹がぶれず、躓いた時でもこらえる事が出来、
転ぶことを避けられるということでした。
ランチタイムは昼食を取りながら鈴木英夫先生の解説でラジオ体操の歴史や、「ご当地体操の風」の映像を見ました。
午後の部はご当地体操というテーマで、神奈川県各地で展開している体操をそれぞれの指導者のもとで学びました。それに先立ち、来年3月3日に横浜文化体育館の
開館50周年記念事業として、ラジオ体操歴代指導者による体操や巡回ラジオ体操の思い出話などの企画のPRが、NHK横浜の方からありました。
まずは鈴木先生がラジオ体操第一と第二を動きの説明をしながら2回行いました。復興支援の「おらほのラジオ体操」、CDの販売もありましたが、その曲に合わせての
体操では思わず笑いがおこりました。ラジオ体操は13の動きを連続して1つの流れとして構成されたもので、体を前後・左右対称に動かし、部分だけでなく全身を極限まで
動かして、関節や筋肉の屈曲・進展をさせ、さらに筋肉の緊張・弛緩を繰り返すことによってからだの抹消部や筋肉に滞留している血液を心臓に送り込むポンプ
(ミルキングアクション)の役割をはたして心臓・血管の円滑な働きを促進します。多くの人に合うように作られたもので、年齢も性別も体力も違う人がそれぞれのからだに
合わせてそれぞれの方法で行うことができます。
そのあとは古川先生による、「幻のラジオ体操第3」。先生の説明の中に、ラジオ体操の指導者ではないが、デンマーク体操を取り入れた似た動きがあり、やり易かったと話されました。
私たちも交歓会の時にやりましたので、大きく動くことができました。そして私たちにはなじみのデンマーク体操の移動のある体操をしました。
いよいよ神奈川県内のご当地体操。
大磯の「おおいそ骨太体操」。動きの中に水泳の平泳ぎやクロール、バックが入り、また波乗りのイメージのバランスなど工夫されていました。
「ハマッ子体操」は、横浜市歌を体操用に編曲したものに横浜健指連の指導者の方々が話し合って作った体操です。動きの説明もどこの筋肉を伸ばしているか、
力強く或いは軽やかにと細かく説明がありました。懐かしく学生時代の体育の先生をおもいだしました。
すべてのプログラムが無事に終わり、閉会式の時に御小柴さんからラジオ体操の動きの中で踵を上げるときの注意点を話されました。運動して血液が心臓から送り出されて
虚血の状態になっているのをミルキングアクションによって戻してあげる動作で、ふくらはぎを充分使う大切さを言われました。ラジオ体操も第1から第3まで2回、ご当地体操も
それぞれ2回はやりましたからいつもよりたくさん動いた気がします。
午前中の「からだを探る」では膝痛予防・改善のために安定した体幹を作り、膝を安定させるために必要な筋力の維持・向上をさせる事。正しいからだ、膝の使い方、
姿勢を覚えましょうと学びました。「予防に勝る治療はありません、日頃のセルフケアが重要です」の言葉を忘れずに習ったことを実践しようとおもいました。
ご指導の先生方にはありがとうございました。また会場整備や案内などしてくださった学生の皆様にもありがとうございました。
アンセルの皆様にもお疲れ様でした。 (並木泰江記)