アンセルはデンマーク体操を愛好するグループです。

アンセル通信・コラム

アンセル通信

アンセルは誰でも居場所のあるデンマーク体操を愛好する人の集まりです。 トップを目指すのではなくその時々に集中し、 それぞれがベストを尽くしてきました。その事がデンマークで素晴らしいと認められています。長い人は40年以上継続して 羽仁先生や堀内さんに基本の体操を習ってきました。
  体操が好き、音楽に合わせて動くのが好き、人とは比べず、人と関わることが苦にならないという私ですが、体操指導者として も皆さまのおかげで40年の積み重ねを感じています。アンセルの皆さんはそんな私を理解し、一緒にアンセルの群れに入り、 活動を続けておられると思います。感謝です。
  いつでも耕した畑の準備はしたいと思っています。そこに誰かが種を蒔いてくださり、出会いがあり、それを一緒に育て実を 結ぶ喜びを分かち合える理解者・協力者に恵まれました。
  今は亡き両親、家族、拙い指導についてきてくださった生徒さん達、陰に日向に支えてくださっている多くの人生の諸先輩方。 言い尽くせない感謝でいっぱいです。
  交歓会の最後にお話ししたかったことは若い人達への希望と私達のこれからでした。自分の発表がうまくできる様に、 ということは誰でも考えるでしょう。若い人達は、人生の先輩達がこんなに生き生きと体操している姿をどう見たでしょうか。 若い時から海外遠征が出来る学生さん達、なんと恵まれていることでしょう。その経験を是非生涯体育に繋げていただきたいと 思っています。
  アンセルでご一緒の人生の先輩方も、常に前を向き、全てに感謝し、蒔かれた種をまた一緒に育てていきましょう。

2018年秋から19年夏までのすべての行事を20周年記念事業と定め、記念品のパーカーとキーホルダー作りに始まった一年。 香川への旅と発表、横浜体操祭後には新座ジムナス40周年記念の発表会への参加もありました。キス一行5人を迎え、 そのおもてなしを含め、交歓会、祝賀会と続いた山をアンセルは力を合わせて登り切る事ができました。豊かな実りの年で あったことに有り難く心からの感謝を覚えます。
  29日 明日館前の芝生に次々と参加者が集まって来た時、明るく晴れやかな空気が会場へ一気に流れ込んできた様に感じました。 係は細々と心を尽くして準備をしましたが、実際には予想外続出の二時間余り。参加者全ての方々の温かさに包まれて、 想い描いた以上の祝賀の会になり、これには天上の方々のお力添えも有ったのか、と思っています。来賓のご祝辞の前に 菊池先生の高らかなスコールで杯をあげたことも、曽我さんのしみじみとした「小さな空」の歌も、大きな笑いに包まれた 向井先生のお祝辞も、伊藤先生、長島さん、宮坂さんのスピーチも点呼の様に名前を呼ばれていただいた記念品の動画のことも きっといつまでも心に残っているでしょう。キス先生のお話は難解ではありましたが、常に変わらず私たちを思い、支え続けて 下さっていること、そして交歓会でも話された「アンセルの体操は日本に渡り根付いて育った新しいデンマーク体操だ」という 言葉が強く心に残りました。
  目紛しい一年でしたが、思い返せば一つ終わればまた次へと歩み続けた20年でした。この間情熱を持ってチームを率いてこられた 4人の会長と共に、折々の行事に責任を負う人達には時に苦労もあるのが常です。が、いつも誰かが労わり、慰め、励まし、 アンセルの名の主旨の通り助け合って今日を迎えたことは何より嬉しく讃え合うにふさわしい事と思います。これからの アンセルが目指す道も未知ではありますが、築いてきたアンセルの財産を大切に、新しい一歩を踏み出したいと願っています。

5月26日の交歓会を見て、アンセルの活動における価値とは何か、それはデンマーク体操の楽しみを大切にし、 それを維持する努力をしていることだと思いました。
  今までのアンセル会長の印象を、次のように感じています。
  浩二(堀内) 身体中に楽しさがみなぎっていました。
  淳(羽仁)  オレロップとの強い親交を感じました。
  正樹(島村) アンセルにとって何がベストか、腕を組んで良く見渡していました。
アンセルの前身はYMCAでした。日本で磨かれたデンマークの基本体操は、集中力がみなぎり、デンマークでは高く称賛されています。 会長が代わっても歴代の会長がして来たように楽しく力強く、会が続くことを望んでいます。

1998年シルケボーで開催されたランドステオネの初参加から、6回に渡ってアンセルはデンマークでとても素晴らしい体操を披露して来ました。
  アンセルの力強さに私達デンマーク人は魅せられ、日本とデンマークがいかに違う文化であるかを改めて認識しました。デンマーク人は、 アンセルの活動を見て、体操を通じた団結力の素晴らしさと、上手になるためにはよく練習をすることの必要性や、その他多くのことを 学びました。アンセルはいろいろな活動や経験を積み、適材適所で上手に会を運営して来ました。素晴らしい会です。私達は体操を通して 親交を持ち続けたいと思っています。

日本人には友情や共同作業を進めていくための約束事があるようです。
  • いつでも始められるように(良い準備)
  • 良い友との交わりの中にいる(親交)
  • 体調を整える
  • 感謝する
  • 今を生きる
  • 自身のベストを尽くせるような備えを怠らない
デンマークツアーでのアンセルの皆さんからは、いつもこういった意志が感じられました。

記念の会にはいつも贈り物を持参します。今回はとてもデンマークらしい贈り物、それはデンマークの木工芸術家KayBojennsen (カイ・ボイスン)作のモンキーです。モンキーは日々の喜び。前へ進む喜びをもたらします。心の強さ・創意工夫・ファンタジー・喜び。 作者は生きる喜びと共に生涯を送った芸術家でした(1886〜1958)。
  モンキーはアンセルの会長の家に置き、アンセルのみんなにモンキーのパワーが伝わることを望みます。生活の中に体操をする喜びとユーモアを持ち続けてください。
  20周年おめでとうございます。

アンセル20周年の体操交歓会に学生と参加させていただき、心より感謝申し上げます。
  自由学園の学生チームは今年7月にオーストリアで開催される第16回世界体操祭に参加するため練習を重ねてきました。体操が好きで集まった学生達 ですが、体育大学のように専門的な訓練を積んでいる訳ではありません。練習を重ねる中でどのように体を動かすことが「体操」なのか、どうしたら 見ている人に伝わる動きになるのか試行錯誤しながら練習してきました。そのような中で「体操」を生涯の友として楽しみながら、また真剣にされて いる団体が集まる場で発表する機会を得たことは、学生達にとって何よりの刺激になりました。
  自分達の親世代や90歳を超えた方々が生き生きと体操されている様子に驚き、また指先、足先までしっかりと伸びて動いている姿を見て「体操」とは こういうものなのかと改めて気づかされたようです。動きの表現についても音と動きと衣装とのハーモニーなど学ぶところが多くありました。
  キス先生の体操指導も学生達には気づきの連続でした。良い姿勢を保ちながらしっかりと体幹を使って動くこと。体だけでなく声を出し、歌いながら 体操することで動きとリズムを体感することなど、普段したことのない動きで楽しく体操していました。
  また今回多くの自由学園卒業生の方にお会いできたことも学生にとっては嬉しいことでした。いま自分達が学生として体操をしていることが生涯の 楽しみと健康に繋がっていることを先輩の姿から教えていただきました。
  デンマーク体操は羽仁先生や菊池先生が学ばれた時代の体操を基としながらも、この20年を見ても動きや表現方法などが年々変化しています。 どこまでが体操で、どこからがダンスなのかその境もなくなりつつあります。身体運動のグローバル化(?)の中でこれからも「デンマーク体操」の 良さを伝えていきたいと思った1日でした。

2017年アンセルデンマークツアーにモダントレーニング研究会メンバーの4名が参加させていただいたご縁で、今回初めてアンセルの 交歓会に参加させていただきました。古川先生とは数年前より様々な交流や研究発表をしたり、お互いの作品に参加させていただいたりと、 大変お世話になっております。とても暖かい雰囲気の中で発表することができ大変嬉しく、また第16回世界体操祭の参加に向け良い経験を させていただきました。ツアーでご一緒させていただいたアンセルの方々からも沢山お声がけをしていただき有難うございました。
  交歓会では、参加されている皆さんが生き生きと演技されていたのが大変印象的で、他チームが使用される楽曲、衣装、手具やその使い方が とても参考になり、良い勉強をさせていただきました。菊池先生のウォームアップ、キス先生の18羽の白鳥、古川先生のクールダウンと体が 動きやすくなるようプログラムが組まれていて大変有難かったです。
  交歓会合宿1日目の夕食後にキス先生と先生のご家族、参加者の皆さんとラウンジでお話をする機会がありましたが、言葉の壁を感じ ながらも楽しく、お国柄を感じたりパワーをいただいたりしました。2年前を懐かしく思い出しながら楽しいひと時を過ごさせていただきました。
  これからも羽仁先生が築かれた基本の体操を基に、新しい体操を取り入れながら皆様の益々のご活躍をお祈り申し上げます。

キス先生と古川先生の長い間の絆ありきの私たちの繋がり、改めて最初に打たれた楔を振り返り、歩いてきた道を思う今回の20周年祝賀会は、 喜ぶべき特別な時間でした。
  私の体操は、亀の歩みのようになかなか上手くならなかったが続けてきた事で人生の多くの事を体操に助けてもらいました。体操から笑顔をもらい、 体操から思いやりを教わり、体操から人間関係を学び、体操で自分を知り、自分が逃げなければ体操はいつも傍で応援してくれていた、というような 感覚です。アンセルに出会ってそんな人が他にも居たのだ、と知り、仲間に入れてもらえ嬉しかった。メンバーの皆さんも自分に向き合う体操から 様々なポジティブな物語が生まれているのではないかと思います。体操が繋いだチーム20年の歩みはそれぞれのストーリーのパッチワーク、 これからも大事な時間を刻んで沢山体操していきたいです。
  20周年おめでとうございます。

  • ジムナスに入って3ケ月、今回初参加です。朝早くからこんな遠くにと思っていましたが、来て良かった。 得るものがたくさんありました。kis先生すばらしいですね。楽しかったです
  • 「拍(はく)」をいっぱいに使って動いている人、きれいでした。
  • モダントレーニング、ボールの扱い方、椅子を使った体操、本場のデンマーク体操など盛り沢山、いろんな形の体操があって楽しかった。
  • 最高でした。いつもより参加者が多く、華やかで楽しくエネルギーをもらいました。デンマークから来られた先生も、すてきでした。
  • 年々小道具や衣装が華やかになって来て、見ていて楽しいです。
  • これ以上はもう動けない程、全力で体力・気力を使い切りました。キス先生が「声」を出しながら動く楽しさを伝えて下さり、皆で肩を組み体を 叩きながら、疲れていた人も元気な明るい顔になり、老若男女一緒になって、和気あいあい楽しそうに・・・これがデンマーク体操だと思いました。
  • 酷暑の中、いろいろなチームの人の顔が見られ楽しい1日をすごしました。発表はトチリはしましたが、精一杯できました。
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