アンセル通信
11月3日朝、名古屋に集結したメンバーは、名鉄知多線快速特急ミューチケットで内海駅へ。大会専用のシャトルバスの迎えを
受け、美浜少年自然の家へ。大会会場では多くのボランティアの方が受付・案内などを行い、ミーティングルームでオリエンテー
ションの後体育館へ。
海外からドイツ・デンマーク・スウェーデン・ノルウェーの5チームと、国内ではアンセルを含む6チームと1人が招待。
体操発表は4日間で99チーム。3日のアンセルは22番。マーチングバリエーションは11月2日の体操フェスティバル・ヨコハマで
みっちり練習したおかげで素晴らしい出来と自負。あとコンパスの発表で衣装を着替えて、お手玉。次いで羽仁体操の演技は
デンマーク体操の真髄をお見せできたと思いながら、拍手に送られて気持ちよく退場しました。
3日最後のデモは、ノルウェーのアクロバットのような演技に舌をまきながら体育館を後に。夕食時をノルウェーの人と
隣合わせになり、又翌日の榊原先生の講習にも参加。会場狭しと100人になり、その中で男子は3人で汗だくでした。
4日のデモは御小柴さん指導のラジオ体操からスタート。3番目のアンセルは昨日の順序で手際よく、しかも心のこもった体操を
披露できました。あれだけの大きな大会にアンセルのメンバーが、健康で体操できる喜びを味わえたのも、古川・村松両リーダーの、
こころ配りの賜と感謝しつつ所用の為先に失礼しました。11月2日からのロングな日程に多くの方の参加を頂き、
ありがとうございました。
東京駅から新幹線で名古屋へ、近鉄特急に乗り換えて内海駅まで約4時間の旅。田舎と言えば田舎か。
今大会には国内招待ティーム7つのうちの1つ。来年ランドステウネに参加するので、今回はプレ・ランドステウネか。
11月1日から発表会も始まっていたが、我々は3日・4日の2回行った。3日は少しの練習時間で本番に向かった。
体育館一杯のお客様の前での発表は、例年の交歓会とは少し雰囲気が違っていたのではないだろうか。第一回目は動きも少し固く、
間違いも若干あったが大過なく終わることができた。2回目は1回目の経験もあり、皆のびのびとよく動けた。お手玉の投げる所も、
殆ど失敗なし。拍手も来た。きっと皆も気持ち良く全プログラムが出来たのではないか。
体操ティームの中で、男性が生き生きと体操していたのはアンセルくらいではなかっただろうか。キスが言っていたように、
男性で1つティームが出来たらと、大きな希望あり。
時間は短かったが、他のグループの動きを見ることが出来、良かったと思う。日頃の練習を発表という形で表わすのも大切な事だ
と思う。今回の経験を生かし、ランドステウネに向かって更に磨きをかけていきたい。これからも楽しく体を動かしていこう。
―国際健康体操大会を終えてー
私は通訳の為に皆より一足先に1日から名古屋入りをしたのだが、私の中には皆を大変な事に巻き込んだのでは、という不安が
あった。練習不足、最後までしていない人がいるプログラム、予備のないユニフォームとお手玉……心配の種は多かった。
それでも「いいわ、先に行ってらっしゃい」の村松さんの言葉に押され、勇気を出して離れた私に応え、アンセルは心と力を
合わせて飛び立ったと思う。横浜での発表後、「良い手応えだった、明日からが楽しみ」というメールを何人もから受け取って
本当に嬉しかったし、名古屋で迎えた皆の顔は一段と輝き自信に満ちていた。
名古屋での発表は3日・4日と2回。より良い演技をしたい思いが強く感じられる集中した良いものだった。客席のデンマーク
チームの手拍子が会場に広がったのも嬉しかった。各講習会も予想外の内容に驚きつつ、プラス思考のアンセルは(デンマーク人に
近付きつつある!)楽しい体験をいっぱい持ち帰った事と思う。
今回はデンマーク人講師のAnna Lise Zacho とNiels Nygaard のシンポジウムと体操講習の通訳をした。一緒に体操をした事が
ない人であり、シンポジウムも専門用語が多いので心配していた通訳だったが、評判も良く、自信につながった。Anna Lise とは
面識はあったが、とても豪快で愉快な先生、Kisとは随分印象が違う。ところが一緒に仕事をしてみると、常に目の前の人が何を
求めているのか、指導を理解し満足しているか等、敏感に感じ取りつつ指導を進めている。豪快なイメージの裏にKisと共通する
真面目さ、プロの指導者としての思いの深さを感じる事が出来、とても嬉しかった。シンポジウムでは、50歳以上の人の体操に
大切なものとして、バランス運動・挑戦する事(新しい事や速いリズムに)・音楽と体操とその合間のちょっとしたリラックス
お喋りタイム、という話が印象に残った。
今回のチャンスを下さった川元先生と関係者の皆様に深く感謝致します。私の拙いリードに黙って従って下さった大先生方、
そして今回1人3役・4役とこなさなければならず、手いっぱいの私に代って、2日の体操フェスティバルからグループでの移動、
2〜3日に渡る滞在まで、アンセルメンバー全員の助け合いがありました。本当にありがとうございました。持病の痛みをおして
参加したり、都合をやりくりした中で参加したり、今回は参加出来なかったりと、それぞれ今の事情に合わせての選択は、
これから先に繋がるものであるように、互いを思いやり皆の居場所のあるアンセルであり続けたい、と願っています。
サン・フェローズ 川元 照子先生からのメールより(抜粋)
遠方にも拘らず、大勢で発表下さいましたこと、私達の作品内容が幼児期とするならば、成人の完成作品(特色ある)を
発表下さいまして、私達会員にとりまして、学びの多いよい機会となりました。
デンマークチーム Anna Liseさんからのメールより(抜粋)
良いメンバー、心地良い音楽、素晴らしい発表でした。皆さんにランドステウネで会うのを楽しみにしています。時間があれば、
私達の住む南シェラン島を訪ねて下さい。
"体を強くすることと、調整をすることに焦点を合わせた体操"という内容だったので、だんだん落ちてきている筋力を高め、
体のバランスを整える方法を知りたいと思って受講しました。
集まった顔ぶれを見ると、一般の受講者の他に、あのアクロバティックな演技を発表したノルウェーチームのメンバーもいます。
こんな若者と一緒にエッ!?と思いましたが、アンセルのメンバーも数人いたので、まずは安心。ところが始まってみると、
アップテンポのリズムで動きもエアロビクスのエクササイズ。後半は筋力トレーニングと、私の希望とはかけ離れていたけれど、
ここはやるしかない!フゥーフゥー、ヒィーヒィー 合宿で鍛えられた羽仁先生の体操を思い出し、おばさんパワーを発揮しての
、大汗たっぷり 快感〜!の一時間でした。
一日目の発表を終え、集中と心地良い興奮で疲れた体にアキャ先生の講習は、良いストレッチ・疲労回復の効果がありました。
始めに黒板に人体の筋肉図を貼り、肩と背中の筋肉の説明がありました。筋肉は伸びる動き・縮む動きがある事。私達はどの筋肉を
使っているかを意識して運動する事が大切と話されました。これはアンセルの練習でも、Kis先生の講習会でもいわれた事です。
満員の会場で私の位置からは先生の動作が見えにくかったのですが、最前列のMさんの動きをまねる事ができました。多くは
アンセルの練習でした事があり、イメージし理解し易かったです。そして終わる頃には肩や背中、全身が柔らかく、心も体も軽く
なったと感じました。
ヴィヴィアン・エーベンセン先生
「初心者向け」なんだから、いつもやっている事と同程度よね、という思い込みは、アクロバットチームの女の子達の模範演技を
見ているうちに悪い予感に変わりました。「これから今のをやってもらいます。」「エ〜ッ!?」
「ムリ〜」「年寄りにそんな事させるなー」と非難ゴウゴウの中、ヴィヴィアン先生はニッコリ。
「はいやって。」みんなおっかなびっくりへっぴり腰ですが・・・
ところがいくつかのポイントを聞いてトライしているうちに、時間の終わる頃には皆出来たんです。
馬になる人の背中ののばし方、上になる人は体幹をしっかり保つこと。特に?は上の人が頭から足先まできちっと伸ばしてキープして
いなければ完成しません。名古屋に来なければ、こんなバランス一生やる事はなかったでしょう。貴重な経験をさせて頂きました。
素晴らしい大会に参加出来た事は大きな幸せでした。高年の私どもにとって注目されたのは、川元先生の「脊柱を伸ばす体操」
でした。脊柱をのばすという基本動作が、足腰の健康に影響があり、又歩く姿勢にも必要不可欠とのこと。何歳になってもきれいに
歩ける為にという事がお話と実技を交えて教えられ、とても有意義な1時間半でした。
私もこの大会で得たものを日常生活で生かし、古川先生・アンセルの皆様に助けられながら元気で続けていきたいと願っております。
充実した3日間をありがとうございました。
森本先生の講座は私一人だけの受講でした。森本先生の号令のもと、門下の先生方10人位、アシスタント7人位、
私達が時には全体で時にはグループで、初めは布を持たずに回旋・蛇動・伸展・脱力・重心移動。ある程度動きが分かってきたら
3m位の布を持って踊る。完成した作品は2007年世界体操際で天女をイメージして作り披露した作だそうです。短い時間なのに
千手観音の様な動きがあったり、参加者全員羽衣をまとい天女になって舞いました。楽しい講習会でした。又チャンスがある事を
ねがって、ありがとうございました。
晴れ渡った青空、暖かい日でした。広場に三々五々、50~60人が集まりました。きびきびした北川先生の指導のもと準備体操。
海岸沿いを野間灯台までのコースをいざ出発!施設の庭園の紅葉が始まった樹々の中を抜け、海岸沿いの堤防の上を。潮風の香りを
肌で感じ、ずっと先に白く見える灯台、遠望には貨物船、空港も近く時々飛行機が大きく空に。途中からは砂浜にコースを変え、
さくさく踏みしめる感触が気持ち良かったです。皆元気なので、予定のコースタイムを大きく短縮。灯台を囲む柵にぶらさげられた
たくさんの南京錠は、恋人同士の愛の成就の習わしとか。外国のかたは海がめずらしいのでしょうか、皆さん波打ち際で楽しんで
おられました。
帰路たまたま隣り合わせた外国のかたに、お国は?とたずねると、何とデンマーク!すっかり親しみを覚え、私達のこと、
来年デンマークに行く事も片言の英語で話しました。古川先生やKis・ Ritaさんの事もよくご存知でした。大会にも出場の由、
是非お逢いしましょう!とおっしゃっていました。広場に戻ると大きなブルーシートが広げられ、「皆さん寝転んで下さ〜い」と、
クールダウン。とても爽やかな心持のウォーキングでした。
- 主催者側のスタッフの行き届いたおもてなしぶりに感激(全員が同じ感想)
- 思った以上に規模の大きな大会でビックリ! (I)
- 5日夜の盆踊り大会の、生唄生演奏なんて初めてでビックリ。おおいに盛り上がりました。(M)
- 大勢の前での発表は緊張したが、暖かい拍手が嬉しく、自身に繋がった。(N.T.M.)
- 小旅行気分で楽しかった。発表は緊張しました。(N)
@業者に観覧席の組み上げを頼んだ以外は、全部会員の手作りです!雨が降ったら看板類が心配だったけれど、
晴れてホッとしたとスタッフの方。
A4日の夕方、全ての発表を終えたノルウェーの女の子達は、水着を持って海へ海水浴(!!)に出かけたそうです。
(11月ですよ・・・)