アンセル通信
アンセルの真骨頂
古川幸子
アンセルの合宿は1998年にデンマークツアーに初めて行くことになり、その前にみんなで一緒に宿泊・体操をする経験を、
ということで始まりました。今回はアンセルの名前の意味を思い起こす、アンセルの真骨頂を感じる2日間でした。力のある人、
助けの必要な人、みんながお互い様の助け合いを学ぶことが出来た合宿だったのではないでしょうか。年を重ねいろいろな心配りが
必要になりましたが、身内であったり仲間であったり、ご助力頂いて集まれた合宿でした。沢山の笑顔が見られ、無事に終えられた
ことは、みんなの頑張りのご褒美になったと思います。
体操の練習やノルディックウォーキングの講習はそれぞれ準備良く、それなりの成果を感じられました。皆の持ち前の集中には磨きが
かかり、体操の練習では隊形を変えて右へ左へ、斜めまで・・・脳トレしながら初めての動きを理解し、助け合って最後まで
あきらめる人無く出来たのは、とても嬉しい事でした。
4年ぶりの武蔵嵐山、新緑の美しさは変わっていませんでしたが、コロナ禍で療養施設だった国立女性教育会館の施設運営は元通りとは
言えずまだまだこれからです。
次回は秋の交歓会前の練習会に利用します。みんなで集まれる事を楽しみにしています。様々なご尽力をいただいた方々に心より感謝
申し上げます。
ノルディックウォーキング講習
高井敦子
6月3日土曜日の午後より、ノルディックウォーキング講習(以下NW)を担当しました高井・小松です。当日は午後より快晴で、
素晴らしい気候の中歩く事が出来てとても楽しいひと時でした。本当にありがとうございました。スタッフ一同お世話になりました。
NWは北欧フィンランドが発祥で、1930年代よりノルディックスキーの選手が夏場のトレーニングとして始めました。
その後一般の方でも使いやすい専用ポールが開発され欧米を中心に広まり、日本に入ってきたのは1990年代、まだ新しいスポーツで
すが、現在では全国各地でサークル活動等が盛んです。
普通のウォーキングにポールを2本手に持ち、歩きながら後方へ押す事で推進力になり、歩行スピードも上がり運動量が20%程アップ
します。肩甲骨を良く動かすため肩こり解消、四足歩行の原理でバランスが保たれ、足腰への負担軽減等が期待されます。老若男女や
運動経験を問わない生涯スポーツとして認知されています。
当日はポールを使った準備運動・整理体操を紹介し、歩き方のレクチャーをしましたが、皆様普段からデンマーク体操を行っている
土台があるため飲み込みが早く、修正点もお伝えしたらすぐ直るのでスタッフ共々感心しておりました。午前中に体験させていただ
いた体操とも同じ動きや姿勢、基本の考え方はNWと同じであったので、皆様すぐに対応できたのではと思っています。
会場の周囲を歩くのは初めてとお聞きしました。外の空気を吸って自然を満喫でき、皆様お顔がニコニコだったのがとても印象的です。
NWは突き詰めるととても奥の深いスポーツです。普段のウォーキングをNWに変えていただく事で見える景色が変わってくると
思います。ご興味ある方は今後も続けて頂くと嬉しいです。
- 頭も身体もフルに使いとても刺激的で楽しい合宿でした。食事の時の皆様との会話もびっくりしたり笑ったり。(市川・サンスポーツ)
- 「追っかけ」等、身体の動きと頭の使い方に必死で動きました。身体全体がバランス良く心地良い疲れに満足しています。(中野・ゆりの会)
- 「若い集まりではないのに、2日間通して古川さんの難しい体操をよくやりました」と菊池先生からお褒めの講評でした。
- 台風一過で気持ちよく澄んだ2日目の朝、早起きして散歩する人も何人も居ました。Mさんはエコバッグ2つのお荷物。聞けばNWの時に みたアンズの実を朝拾って来られ、持ち帰ってジャムにするとか。花が終わって実の下がった藤棚の下で、これも食べられるのよ、と おっしゃっていました。合宿の楽しみ、増えましたね、お味は如何?
- 久し振りの嵐山で、鳥の声、気持ちの良い気候、初めてのNW、会員皆さんの喜びが係の私たちのエネルギーでした。ありがとうございます。(渡邉・並木・松本)