アンセルはデンマーク体操を愛好するグループです。

アンセル通信・コラム

アンセル通信

すべてに感謝 

古川幸子

新型コロナウィルス感染予防で会場が思うように使えなかった時期から体操を続けられる様に工夫・努力をされた指導者の方々、 一緒に励まれた方々の、3年ぶりの「ハレ」の場となった交歓会でした。
  3年の間には私達と一緒に活動して下さった敬愛する伊藤延世先生が亡くなられ、今年の8月には元気印の私も病気で入院・手術など、 思いもよらぬことが沢山ありました。私同様、仲間に助けられ励まされ集まった方も多くいらっしゃったと思います。みんなで集えたこと、 元気に「ハレ」の姿を見せていただけたと全てに感謝です。
  事前から準備をしていただいた係、当日お手伝いをしていただいた方々、遠くからお集まりいただいた皆様、どうもありがとうございました。
  みんながまたエネルギーをもらって、来年への励みとなります様に願っています。身体が若返ることはありませんが、前向きにそれそれの 心身の健康に留意して活動を続けましょう。
  デンマークのキス先生から、また来日し皆さんに会いたいとメッセージも来ています。

アンセル体操交歓会 

菊池昭一郎

10月30日(日)国立女性教育会館体育館に於いて、「アンセル体操交歓会」が3年ぶりに開催された。 参加者の多くが3年前にお会した方々で、年齢は重ねても以前と変わらず元気一杯よい動きを見せて下さり、嬉しかった。
  出場チームは前回よりもやや少なかったが、どのチームも音楽に合わせて良い動きをしていた。各リーダーが選曲をし、 それに合う動きを考えて指導している苦労が伺え、それが発表の出来栄えに表れていた。
  今回はデンマークのゲスト・ハンナとクリスチャンがデモンストレーションをしてくれた。2人の気の合った力強い動きは素晴らしかった。 特にハンナが1人で行った動きを見て、私がオレロップの学校で学んだ頃の女子の体操と違って、目を見張るものがあった。
  最後に、本館(レストラン)は使えず、更衣室のロッカーも使用不可、弁当持参で体育館だけを使って行われた今回の交歓会。 にもかかわらず参加してくださった皆さん、そして何よりもこの「体操交歓会」を企画し準備運営してくださった古川幸子さんはじめ アンセルの係の方々に感謝の意を表します。ありがとうございました。

若々しいパフォーマンスを見せてくれた、ハンナとクリスチャンは、この夏オレロップの体操学校を出たばかり。自由学園の生徒を指導 するために4ヶ月の来日中で、普段は若い人の中で過ごしています。シニアの体操の集まりに参加しての感想を聞いてみました。
  今日は参加できてとても楽しかった。
  皆さんフレンドリーで、自分達に話しかけてくれて嬉しかった。
  誰もが歳に関係なく楽しんで動いている事が感じられた。
  マスクで顔が半分しか見えなかったのは残念だけど、みんなが体操を通じて親しい・良い関係なのが分って、それが素晴しい事だと思った。
  体操は、昔のオレロップのスタイルが引き継がれている。
  強い絆があることが見えた。
  などと話してくれました。
  2人は帰国後は大学に行き、それそれ教師の道へ進みたいと思っているそうです。

  • 3年ぶりの交歓会、なつかしいお顔。「キャー、久しぶり、元気だった?」のお声があちこちから。アットホームな雰囲気です。
  • 年を重ねても動けるのは、継続して体操しているから。どのグループも気負わず笑顔だったのが印象的。
  • 菊池先生のおっしゃる「緊張」と「脱力」を演技の中で感じられる様頑張っている。
  • 心も身体も気持ち良く動けた。久しぶりに会えて本当に嬉し。この2年半、世の中も自分も色々あったが、笑顔で動ける事に感謝しつつ又来年も皆の笑顔に会えます様に!
  • 暖かな日差しに、外で昼食をとるのも気持ちが良かった。雑草のギシギシの実がズボンについたり、たくさんドングリが落ちていたり。
  • コロナ禍の大変さから大分開放されて、一緒に体操できる幸せを感じた。オレロップ体操学校創立から102年の今年、デンマーク体操のすばらしさ、その精神性、豊かな心あふれる交歓会に、遠方から参加できて、良かった!
  • 見に来てくれた元会員のKさん、身につけているのは1回目の遠征で立ち寄ったノルウェーのコートと、この会館のフェアトレードで買ったバッグ。気持ちはアンセル 復帰を待ってますよぉ〜
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