アンセル通信
〜デンマーク体操クラブ・アンセルの指導の後で〜
有賀光紗
先日はとても楽しい時間を過ごさせていただきありがとうございました。私より10才も20才も年上の先輩方の前で指導させていただくのは恐縮でしたが、
「有賀のジャズ体操」を快活に体現してくださる皆様のお姿を拝見し、とても嬉しく感じました。このような機会を設けていただき、改めて感謝申し上げます。
『デンマーク体操』とお聞きして真っ先に思い浮かぶのは、やはり自由学園の菊池昭一郎先生です。菊池先生は、スウェーデンの「ジャズ体操」創始者、モニカ・ベックマン女史を
日本に初めて招聘し私に紹介してくださった方なのです!!そんな御縁もあり、私にとって菊池先生はとても大切な存在なのです。
私は3歳からバレエ〜器械体操〜社交ダンスなどを経て体育大学に進みました。卒業してスポーツクラブに就職はしたものの、『体操とダンスをミックスした、何か私に合った体操の
ようなものはないだろうか…』と模索する日々でした。世間ではエアロビクスやジャザサイズというジャンルのエクササイズが流行り始めた頃です。
そんな時にモニカ・ベックマン女史と出逢う機会があり、【これだ!!これが私がやりたい体操だ!!】と直感しました。その後スウェーデンで行われたモニカ先生の合宿に3回ほど
参加させていただき、個人的にも『スウェーデンの環境視察』と称して高齢者施設や公共体育施設などを見学訪問しました。同じ頃に『ミツヴァーテクニック』という姿勢矯正法に
出会い、カナダのトロントにも3回ほど合宿に参加させていただきました。
現在、私が行っている指導の"かたち"はこうした様々な出会いがあって創られてきたものです。今回クラブ・アンセルの皆様に指導させて頂いたのも…菊池先生、古川先生との御縁であると、
強く感じました。
アンセルの皆様はご自身のことをよく理解していらっしゃる!という印象を受けました。大切なこと、やりたいこと、今出来ること、やるべきこと…などなどご自身と向き合いながら
行動していらっしゃいますね!! また、人生の楽しみ方も知っていらっしゃいます!! 私は皆様とお会いし、一緒に身体を動かすことで大変多くのことを学ばさせていただきました。
皆様と過ごした時間が有賀の人生アルバムの大切な1ページとなりました。
これからも心も身体も健やかに過ごしてまいりましょう。皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
この度は本当にありがとうございました。