アンセルはデンマーク体操を愛好するグループです。

アンセル通信・コラム

アンセル通信

お帰りなさい
堀内 浩二

お帰りなさい、お疲れ様でした。大会も好天に恵まれ 素晴らしい体験をされ、無事帰国、おめでとうございます。
 単なる観光旅行とは違い、デンマークツアーでは計画から準備、そして確認までスケジュールを頭の中でとらえ、実行し、旅の栞を見れば 部屋割り・デモンストレーションの並び方、参加者名簿には参加日程、切符の違いなど、かゆい所に手が届く気配りに、お役を担った人のご苦労が察せられます。
 そのお陰でデンマークでは皆さんそれぞれが思う存分に力を発揮し悔いのない動きをされて、デンマーク体操クラブアンセルの名を高めてきて下さったと思います。 不参加の私も、栞を見ながらデンマークに行っている思いをめぐらし、7月15日日本に帰国してホッとしました。
 皆さんが健康に恵まれ、元気に帰国された事を心より喜んでおります。この旅で得た良い体験や出会いをこれからのアンセルの活動に役立たせて下さい。 期待をしております。
 7月25日奥沢の練習会には、皆さんの心のこもったホルベックの公式Tシャツを頂きました。ありがとうございました。

4回の参加を振り返って
羽仁 淳

アンセルとして4回目のランドステウネ参加も無事終わる事が出来、感謝である。第1回は1862年コペンハーゲン、今回は25回目である。
 我々の参加は'98年シルケボー、'02年ボーンホルム、'06年ハデスレウ、'09年ホルベック。これらの時の栞や写真を見ていると、数々の思い出が蘇ってくる。
 1回目の宿泊所は、学校の教室。ホテル組とに分かれたが、教室組は机の上にマットレスを敷いて寝た。(デンマークでは夏の大会時に寝袋で泊まるのは珍しくない。) 発表は開会式後、夜遅く。しかも発表直前まで雨降り。だが発表の時には雨は止み、寒い中にも思いきり体操し、心身共に満足した一時であった。
 2回目からは男性軍が加わり、国旗を先頭に堂々と入場行進をしたのも印象的。宿泊はユースホステルだった。デンマークの避暑地といわれているボーンホルムだが、 雨多く寒くて大変だった。
 発表は毎回2度行ったが、どの回も2度目の方がのびのびと良く出来た。発表会場も芝生だったり町中の板敷きだったりした。観客席に間近であっても動ずる事なく 良く出来た。4回共参加されたのは12名である。
 最後に多くの方々の協力、援け、Kisをはじめとする沢山の人達の支えによって、楽しい有意義な時を過ごす事が出来、感謝である。

皆さま お疲れ様、そしてありがとう!
古川 幸子

全員、無事に帰国出来るように、それが最も大事な私の願いでした。そしてそれがかなえられ、 本当にホッとし、参加者全員の協力があってこそのツアーだった事、見守りの内にあった事を心から感謝しています。
  Landsstævne は今回が最後かも知れないというKis の話、いろいろな条件を考え、大所帯での参加はこれが最後と心に決めていました。 そして集まったのは45名、そのうち発表に参加したのは43名。平均年齢63才(80才代 3名)でした。 遠くは福岡、長崎から集まり、 今回参加出来ないメンバーも発表の練習に参加してくれて、助け合って少ない回数でも充実した練習が出来ました。
  Landsstævne の閉会式にデンマークの文部大臣が「日本では "デンマーク体操"という言葉で受け継がれ、今でも活動し本大会にも そのメンバーが参加している…」と聞こえてきたのにはびっくりしました。なぜなら "デンマーク体操"という言葉がデンマークにはありません。 それを日本語で言って取り上げた事は驚きでした。(閉会の言葉の内容は問い合わせ中です。) 
 発表の会場にはデンマーク留学経験のあるメンバー8名の友人は勿論、過去のツアーでお世話になったヴィボーの友人達、 回数を重ねる内に知人の応援も多くなり、暖かい雰囲気の中で発表ができました。体操が得意な人をはじめ、脚やお腹の痛かった メンバーもとにかく体操の発表をみんなとしたいとそれぞれが一生懸命備え、助け合って全員が発表に出られた事もとても嬉しく思いました。 得手不得手など それぞれ気になることがあったメンバーも、いつものように集中して一所懸命、精一杯身体を操っている姿に 、涙が出そうなくらい感動しました。 
 デンマークではKis を始めJørgen ,Christianと由理ちゃんの細かな心遣いで安心して過ごせた事、本当に感謝です。 

今回のフィンランド、ストックホルムへの旅は 私の想像力が乏しかった事、力不足を痛い程感じています。皆様、 良く我慢してついて来てくれました。お疲れ様でした、そしてありがとうございました。今回の経験を良い教訓にして、 これから先皆さんのお力を信じ自分に出来ることを努めていきたいと思います。 

帰国してすぐ7月22日、 お慕いしていた荒井和子先生(享年 65歳)が逝去されました。本当に無念です。 ご冥福をお祈りするとともに残された仲間で助け合って体操を続けて行きたいと願っています。 

北の都をめぐる  
村松 恭子

7月8日、Kisとデンマークに別れを告げて、36名は7日間のヘルシンキ・ストックホルムの旅へと出発した。 
 ヘルシンキは34年前と街のたたずまいは変わらず、建物が大ぶりで分厚く質実な印象は自然の厳しさを物語るのか。穏やかな表情の人々は、スラリと背が高い。
 滞在2日目、前日の冷たい雨とは打って変わった明るい朝、皆が元気にそれぞれの目的地へと出かけて行く。色とりどりの野菜や果物が花畑の様に美しい マーケット広場を抜けて、要塞の島スオメリンナの船に何人かの方達と乗った。天気も良くなり、前方にはきれいなV字の隊形で雁が飛ぶ。淳先生が、 「あの尻の方からついて行くのが私だ」と言って笑われた。
 前日の私は早朝から腹痛に見まわれたMさんに付き添い、Kさんと一日を病院で過ごすという、思いがけない体験をした。一時はどうなることか、と不安だったが、 夕方にはもう心配なしと言われホテルに帰ることができた。明るい光と風を受けて、ヘルシンキ湾を進む船上に、仲間達と笑い合える事の幸せを、しみじみと味わう 一時だった。
 ヘルシンキ〜ストックホルムは船の旅。船は大きいが(35,492t)船室は小さくて、全てがコンパクト。雄大な水平線を眺めながら夕食を楽しみ、 この海を何百年も前から沢山の船が往来した歴史に思いをはせた。本当に静かな航海で無事入港。
 この地に住んで48年のシュクウィスト・桃子さんが出迎えて下さった。自由学園の先輩にあたり、この街の案内役を引受けて下さる。この日は皆で湖を渡って 現国王の居城、ドロットニングホルム宮殿へ行き、宮廷文化の粋の様な劇場(今も現役)を見学、北のヴェルサイユといわれる城の内部や庭園の美しさを味わった。
 「ストックホルムは本当に美しい街、と48年住んでも毎日感動して暮らしているの」と桃子さん。高台から見晴らす中世さながらの街並みは、今も人々の 生活の場として生き生きとし、どこまでも続く水辺と岩の多い地形や森との、変化と調和がすばらしいと感じた。翌日は各自で市庁舎や旧市街、博物館の見学や ショッピングなどに向かったが、どこを歩いてもこの街の空気を堪能できたかと思う。
 北欧の夏の静かな夕暮れ、いずれの国でも人々がその一刻を心から大切に味わう事が印象深い。ホルベックで女王様を乗せたヘリが飛び去っていった空も、 ストックホルムの最後の夕暮空も美しかった。その空を飛んで全員無事の帰国は、何より有り難い。一口では言い表せない、沢山の実のつまった旅だった。

至らぬ点、多々有りと申し訳ない思いも大きいけれど、力強い仲間の協力に感謝してこの旅を終えたいと思う。

思い出いろいろ アンセルツアー
  • すばらしい旅でした!今回も!'基本体操 自由自在'の'腕水平屈伸捻(ねん)転'では、大きな拍手でびっくり。「デンマーク人は見るべき所を見てくれていた」 と淳先生。よかった、よかった!!アンセルの男性はランドステウネでは「少年のように体操していた」との評価、感激です。一生懸命やった甲斐があります。 多少のミスはお許しを!4年後も参加したい意欲が沸き上がっていますが、身体の方がどうなっているか・・・ (特に脳が!?) (M)
  • 今回メイン会場に、日の丸の国旗がなくて残念でした。 (O)
  • 出発前、不注意から手首を骨折、頭の中まっしろ!それからの3週間は一切右手を使わず夫・娘達にサポートしてもらう。感謝です。 (N)>
  • 今まで3回の訪問でお世話になったなつかしい人達が、ニコニコしてアンセルに会いに来てくれる。アンナ先生、亜希子さんご夫妻はベビーちゃんと、ヴィボーの ホストファミリーと抱き合って再開を喜ぶメンバーも。遠い国に私たちを応援してくれる人達がいる。積み重ねってこういう事なんだ。すごいね! (S)
  • ヘルシンキとストックホルム、良く歩き、よく食べ、いくつもの世界遺産を見学し世界は広いなァ―。私の知らない事がたくさんありました。 (M)
  • 3回目の参加です。出発直前仕事があり、体力的にきびしかったですが、いざ出発したら大会への参加と2カ国の訪問をエンジョイしました。 旅行中ハプニングもあり、貴重な経験でした。無事な帰国が何より良かったです。 (K)
  • 今回3度目の参加です。大会の規模が小さくなってる事、日本の真夏の様な陽射しに温暖化の事など感じました。2回だけの発表で物足りなく思いましたが、 アンナ・リサ先生の所で体操と発表ができて嬉しかった。旅行は、フリーが多かったので食事の場所探しが忙しかったです。それに毎日点呼・点呼で帰国後も夢に 出てきました。そのお陰で1人も置いてくる事なくツアーが無事終了しましたね。 (I)
  • 国旗を先頭にしての開会式入場・青空の下の練習・木立の中の発表と、感動的でした。われ青春(老春?)に返った様、心が踊り何と幸せな事。 健康である限りデンマーク体操を一生続けていきたい。 (H) 3回目の参加、ホームスティはないし体操と観光と気楽に考えていたら、ヘルシンキでの夜半の突然の激痛。翌日は長い長い一日でした。元気になり、
  • 最後までこのツアーに参加できた事に、感謝の気持ちで一杯です。 (M)
  • 真っ青な空の下、皆で発表が出来て感激です。2日間の発表が終わった途端、ホッとしたと同時に 又この空の下で発表したいと思いました。 (T)

  • アンセルで初のデンマークツアー、14年振りのデンマーク、Landsstævne も初参加、盛り沢山で感動的な9日間、皆さんとでなければ参加できませんでした。 行って帰って来られた自分に少し自信を持ち、4年後を展望している今 又基本に戻り自分なりのペースで身体づくり、 仲間づくりをしていきたいと思っています。 (O)
  • 大会では目のあたりにした ナショナルチームの体操がとても感動的でした。この様なすばらしい大会で発表できた事は、喜びもひとしおです。 北欧の旅も様々な文化に触れアンセルメンバーの方々ともお話ができ 良き思い出の1ページとなりました。 (M)
  • 誘われるままに参加しましたがメンバーの素晴らしい姿を見て、自分はどこまでできるか不安でした。お手玉だけでも出来ればと思っていましたが、 結局全てのプログラムに参加、楽しい日々でした。こんなに国際的な大会とは知らず、とても感動しました。 (K)
  • 大会の開会式・閉会式の素晴らしさに、とても感激しました。アンセルの発表も練習したかいがあり、まあまあ落ち着いて出来た事に満足しています。 (N)
  • 不安と楽しみが半々で出発し、なれない海外の旅でした。初めて国旗のもとに行進し、世界中から集まるチーム、感動でいっぱいです。 3回も発表できて嬉しかった。3回目はリラックスできて良かったです。アンナリサ先生の講習会もリズミカルで楽しかった。郊外散策・見学・買物と目まぐるしい 毎日でした。 (K)

Nさんのあらら!見ちゃったわ
☆チボリ日本食レストラン・WAGAMAMAにて
隣席のカップル、カツカレーらしきものを箸で食べ始めました。 男性は2ッに割って器用にはさんで食べていましたが、女性は箸をそのまま棒にして、カツに突差して食べていました。スプーンもあるのに・・・
☆バキュームカー
コペンのストロイエ通りの裏道を散策していた時。あれに見えるは、バキュームカー?目を疑ったけど、臭いもする・・・石畳の街並みを掘り返しての 下水道工事は大変でしょうネ
☆ブロッコリーも生食
ストックホルムのデパ地下で夕食に買った野菜サラダのブロッコリー、小分けで生でした。スナップエンドウも生食なので、これもアリか・・・ 食べにくかったです。ちなみに、カレーかシチュー?と思ったご飯は何と焼き肉丼。ニンニク入りの甘辛タレがたっぷりかかっていました。

  • アンセル通信編集係より
  • 皆さんの思い溢れる感想、とっても全部は載せきれず抜粋ですみません。感想提出の声かけに漏れてしまった人、ごめんなさい。次の折には、ぜひお願い致します。 (係:島村)

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