アンセル通信
11月21日、例年よりはずっと暖かい気温の中、横浜商科大体育館での「いいからだの日」は、充実した一日でした。午前は古川先生のお手玉のプログラム、 午後は玉川大学教授の三橋文子先生の、薄布を使ったプログラムでした。(詳細はホームページの活動報告をご覧下さい)さて、会員の感想は…
過日、神奈川で受け入れの協力をお願いしましたが、計画にその後変更があり 最終的に自由学園が体操学会学術研究会の一部として受け入れる事に決まりました。 2011年2月27日(日)学園体育館で発表が行われ、有料(500円)で参観が可能とのことです。詳しくは決まり次第お知らせしますが、何か協力が必要な場合は 又宜しくお願い申し上げます。
11月13日 75歳になりました。今回のお祝いの会はキスがみんなに感謝の気持を表したいと 連盟の仲間に手伝ってもらって個人で主催しました。
当日14時から2時間半あまり、体操学校の食堂を借りてレセプションがありました。軽食(パン、スモークサーモン、ハムなどサラダ、焼き菓子)ワイン、 コーヒーなど200人分が並べられ、誰でも来て良いというお祝いの席でした。新聞に広告を出したそうです。全員が席に座り、多くのスピーチ、 音楽の演奏など和やかな会でした。入り口にはプレゼントのテーブルが用意され、いろいろな物が飾られていました。2000年に来日した懐かしい人たちが 挨拶に来てくれました。
16時からViborg大聖堂でファミリーのためのコンサート
キスの希望で実現したコンサートでフルートとパイプオルガンの演奏はとても荘厳で素晴らしい響き、高い天井に描かれたキリストの生涯の絵を眺めながら聞く フルートの音色、何とも贅沢なコンサートでした。大聖堂を知っている人には想像出来ると思います。
その後、フットボールスタジアムに隣接されたレストハウスのレストランでの夕食会、キスに頼まれて全員の名前をカタカナで書いて座席表にしてあったので 甥や姪の子供達は興味津々。お陰で5年ぶりに会い、覚えていなくても親しみを持って迎えてくれました。デンマークでは夜中の12時を過ぎると超過料金を 払うけれどそれまではゆっくりパーティーを続けて良いそうで、その日もお開きになったのは23時を回っていました。
皆が帰り、皆からのプレゼントが飾られた部屋に二人だけになるとキスが「Yukiがここに居てくれることが本当に嬉しい」としみじみと言ったので行って あげられて良かったなと思いました。
アンセルからは皆の書いたお祝いの色紙とチャコットで買ったワインレッド系の縞のロングレッグウォーマーをあげました。とても喜んでくれました。キスは秋口に ふくらはぎの肉離れを起こしていたので寒さ対策にと考えました。
"からだと文化"の連盟(現在の会長はエスターさん)主催の「椅子とマット・バランスボール・男性のグループ・椅子に座ってする」4つのグループを受け持ち 相変わらずパワフルに指導をしていました。その他にViborg 体操学校に新設されたフィットネスセンターで毎週数回、交代でトレーニングに来ている人の指導を しています。そのために72歳でフィットネスの指導資格をとりました。そして教会の長老としての役目もあり、ちょうど牧師さんが変わる時期で応募者一人一人 との面接があり、何回も教会に行っていました。
そのT
ワインを、2本プレゼントする時はデンマークでは赤なら赤2本、白なら白2本と同じものをあげるのが普通。今回キスがもらったお酒類は40本。
そのU
現金のプレゼント、お財布から出したばかりのくしゃくしゃのお札がクリップでとめられ、参加した人の名前リストがカードにかかれ、封筒に。 価値は変わりませんが… (どのグループも同じ、新札を揃えてなどということは無い)
デンマーク人の名誉のために、劇場で使えるギフトカードという素敵なプレゼントもありました。
そのV
健康に関する情報が少なく、健康診断などしないらしい。癌でも自覚症状が出て初めて受診するというのにはびっくり。
そのW
立って仕事!キスの書斎の机と椅子は高さ調節が簡単に出来るもの、キスはずっと立ったままパソコンも電話もメモも、さっと歩いて資料を棚に取りに行き、 そのままパソコンに向かう、銀行でもカウンターが高く立ったまま応対し、そのままパソコン入力、デンマークでは立ったまま事務処理をするのが流行っている !?
デンマークは福祉国家で全てが無料で良いなと思っていました。若い時はちっとも気にしていなかったことですが、そういう中でも怠けずに目標を持って生
きることは大変でキスがいつも強くなるようにと言っているのが分かってきたような気がしています。
デンマーク人も長生きになってきたので高齢者にお金がかかるようになり、経済は大変。どこを削減するかというと、子供たちにかかわること、今まで一クラス
15人だったのを20〜30人にし、教師もリストラ、学校も統合、ということになっているそうです。教師はうかうかしていられません。Vesterlund のアン
ナ校長も教師を指導できるように校長としてのスキルアップのために大学に行っているというのです。自分の学校の教師は年長者であっても現在に適した教育が
出来るように指導し、それぞれもスキルアップしているそうです。そうして教師のレベルを上げて良い教育をしていかなければ、学校が駄目になってしまうとい
う危機感をもっていました。というわけでリッタはデンマークに戻って非常勤講師になる予定は無くなり、現在はやっと手に入れた仕事、Ranas という所の
教会で掃除や集会の準備、結婚式、お葬式などの準備や片付けなど実務をしています。余暇にボランティアで子供のミュージカルを手伝ったり、コーラスに
入って歌ったりしているようです。ヨーアンと仲良く暮らしています。
キス、リッタはじめ多くの方々からみんなによろしくとのことでした。キスは今回いただいたプレゼントのお金で来年日本に来るそうです。出来たら6月の
合宿か、10月の交歓会辺りに来られるように話してあります。その節はよろしくお願いいたします。