アンセルはデンマーク体操を愛好するグループです。

アンセル通信・コラム

アンセル通信

浅緑の空もくっきりとした武蔵嵐山に下車すると菊池先生方とご一緒になり、おしゃべりしながらあっという間に緑に囲まれた女性会館に到着。 昨年は初めて二日目だけの参加でしたのでお顔を覚えている方はほとんどいない中、1975年の夏にオレロップの学校で一緒に体操をした渡辺 恭子がいらっしゃり、懐かしい思いで一杯でした。
 さて、大塚先生のウォーミングアップはオレロップの女子の体操を彷彿させてくれる内容で、音楽も馴染み深く気持ち良く汗をかくことが出来、 一生懸命指導をして下さった先生にとても好感を持ちました。
次は古川先生の指導。11月に行われる横浜体操フェスチィバルの練習です。一つ一つの運動を正確に行うことと順番を覚える事に皆さん苦労を していました。
 さあ、いよいよ私が指導をする番です。皆様の体操の実態が十分に把握しきれていませんでしたので、比較的高齢者でも動ける内容にと思い、 徒手体操作品を作って伺いました。デビット・ギャレットの「80‘Sアンセム」という曲に全身をゆっくりと動かす内容にしました。一生懸命 取り組んで下さり、思っていたより時間を掛けずにスムースに体得していたのにはびっくりでした。如何に普段の体操練習で動きに慣れているかの 証拠です。
 1日目の最後は古川先生の午前中のプラン練習を左右に分けて行いました。ちょっとばかり混乱気味。手拭とボールを使っての体ほぐし、 そして入念な2人組でのマッサージ、眠ってしまいそうにリラックスしました。

2日目、私の「話し」と「実技。」父三橋喜久雄の事について話し、気が付けば実技の時間が無くなってしまいました。実技時間を30分で、 脚を中心とした歩・跳の運動と昨日も行った「80‘Sアンセム」の仕上げ、思い切り存分に動いていらした皆様の姿が印象的です。
 午後は菊池先生のボール運動。2人組の運動やボールの特性を生かした運動に戸惑いを感じながらも真剣に取り組み、1時間があっという間に 過ぎてしまいました。
 最後は古川先生のフェスティバル練習、皆さん頭をクールにして順番を確認しながら一生懸命です。行う人と、見る人の2グループに分かれ、 見られると頑張れる人、見られると実力を出せない人と体操はその人の性格が良く出るので面白い面もあり、怖い面もあります。
 アンセル会員の皆様は、体操のキャリアが長いのでご自分の身体を良く理解しながら体操を行っている方が多いように思われました。また脱力運動 が十分に習得されているのも印象的です。
 今回合宿に参加させて頂き、年齢に関係なく如何にポジィティブに生活しながら毎日を充実させるか、其の為に仲間との体操があるのだ ということを痛感しました。
今後も更に若々しく体操に励み、心身共に健康な日々を送られますことを祈っております。

カサコソと落ち葉の落ちる林道を、スネークとの遭遇を期待しながら体育館へ。
ガラス窓の木立のグリーンカーテン、鶯の鳴き声もメロディに加わり、三橋先生論のまさに自然の中の身体運動は気分爽快。
菊池先生のボール運動はボールを投げたり、動かすのは手だけではなく、身体全体と頭で理解しながら、なかなかボールに伝わらない悲しさ。
古川先生のきめ細かい 思いやりのある指導、そして体操をするためのあの整った身体にはいつも感心させられます。
またこよなく体操を愛するメンバーの皆さんの中にいるだけで楽しく心地よい空間。
これからの生活、また元気でやっていけそうです。2日間お世話になりました。

 三重県津市から久しぶりに参加させて頂きました。施設は、宿泊室にテレビが入り、お食事も豊富な彩り溢れるメニューで、いろいろと 改善されていて、さすが国立女性教育会館だと納得致しました。
三橋先生のお話は、随分以前に体操の話の中で聞いた三橋喜久雄先生のいろいろを語っていただき、興味深く聴かせて頂きました。 特に「体操の十解」は印象的でした。深い意味に感動しました。
長年体操を続けておられる方々が、更なる研修をと合宿されている姿に、体操仲間の揺るぎない自信と熱意を感じました。私達も見習って、 更なる動きを目指して頑張ろうと力をいただきました。
三橋先生、古川先生のデンマーク体操は、シンプル イズ ザ・ベストで素敵な作品でした。練習されて完成された作品を見せて頂けるのを 楽しみにしています。菊池先生のソフトギムニクボールも楽しく動き、出来なくてうろうろしました。皆様、沢山のおもてなしをありがとう ございました。

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